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2020-09

「逮捕されたから生きている」中国から強制送還された男の告白

「逮捕されたから生きている」中国から強制送還された男の告白
ポストセブン

 かつて振り込め詐欺グループといえば、逮捕さえされなければ、かけ子であってもまとまった金が手に入り、それなりにおいしい思いをできるものだった。ところが、取り締まりが厳しくなり、拠点を海外へ移す国際化がすすんだことで、グループのメンバーは、まるで収容所で強制労働を課されるような環境に追い込まれている。ライターの森鷹久氏が、日本へ強制送還されて逮捕され「助かった」と語るほど厳しくなった、特殊詐欺グループの現実についてレポートする。
 * * *
「私は何にも知らんのです。2年前にフィリピンに留学に行くといって、今年の正月に会った時も変わった様子はなかった。今回息子が逮捕されたというて家にマスコミがたくさんきて…。逆に記者さんに“どうなっているんですか”と聞いているような状況なんですよ」

 タイ・パタヤから日本向けに「振り込め詐欺」の電話を行なっていたとして逮捕された15人の日本人のうち、リーダー的な立場であったとみられる男(23)の父親が筆者の問いかけに、力無く答える。男は佐賀県武雄市出身、野球留学でお隣福岡県内の高校に進学する、父親にとっても自慢の息子だった。

 高校卒業後は専門学校に進学するも中退し、福岡市内のナイトクラブでDJとして活動していたが、2年前には「フィリピンへ留学する」と話し、父親としても「あっちで勉強している」としか思っていなかった。留学にかかる費用面で家族に頼ったわけでもない。そんな中で起きた「息子の逮捕」だっただけに、まさに寝耳に水の事件であった。

「息子とは一度も話せていない。いまだに何が何だかわからない。リーダー格? まさかそんなね…」(父親)

 一方、同じく逮捕された男の親族は次のように訴える。

「知人から“海外でビジネスをしないか”と誘われ、行ってしまった。特殊詐欺をやるんだと本人がわかっていたかは知りませんが、家族に“帰りたくても帰れない”と連絡をよこしてきていたようです。知人にそそのかされたとか色々勘ぐる部分もあるのですが、全てを明らかにして罪を償ってほしい。とにかく、本人が無事に帰ってきたことに、家族はホッとしています」(親族)

 警視庁による15人の取り調べの詳細はいまだわかっていないが、以前、中国から日本国内向けに「特殊詐欺」の電話を行なっていたとして、現地当局に拘束された後に強制送還、日本の警察当局に逮捕されたX氏(20代)が、自身がかつて置かれていた実情について説明する。

「きっかけは知人への借金です。20万円とかそんなものでしたが、知人から“楽に稼げる仕事がある”と紹介されたのが、海外での仕事でした。なんとなく詐欺なんだろうなとはわかっていましたが、パスポートを取得した翌週には中国に飛びました。空港に着いたら、まず現地の日本人責任者と落ち合い、パスポートと携帯を預けます。そこから車で某都市のホテルに移動し、特殊詐欺電話のかけ子をすると説明を受けました。成果報酬型で、うまくいけば20万円は一週間もせずに返せると。帰国してもいいし、そのまま残って“稼ぐ”のもいい、自由に選べるとのことでした」(X氏)


ホテルからも程近い雑居ビルに移動し、架空請求メールに騙され電話をかけてきた人々に応対するのが業務だった。相手から名前と年齢、住所を聞き出し、未納料金についての説明をマニュアルに沿って行う。20万から30万円まで、請求金額は様々だったが、金額の違いについては教えられなかった。

「部屋には自分と同じくらいの若者やおじさん、おばあさんもいました。私語が禁止されているのでそれぞれの素性はわかりません。でも、みんな必死に働いていたという印象です」(X氏)

 マニュアルに沿って受け答えをし、数件の「実績」をあげたX氏。その被害額がいったいいくらであったかは判然としないというが、最低でも50万円近い振り込み、同額程度の「プリペイドカード決済」を完了させた。

「出来るだけ事務的に、市役所の窓口の人みたいな淡々とした口調で」などという現場責任者からのアドバイスも役に立ち、この仕事で食っていける、あわよくば大金を手にして帰国できる、そんな甘い考えも頭をよぎる。一週間を過ぎた頃には、借金の返済も終えたはずだった。しかし──。

「最初の一週間は、現地の責任者という人物(日本人か中国人か不明)に毎晩食事に連れて行ってもらいましたが、その翌週からは完全にホテルに軟禁状態で、責任者の姿も見えなくなった。報酬や借金の話も一切されなくなり、強面の中国人の見張りがつけられ、黙々と電話をするしかない。外出も、外部への連絡も許されない。帰国できるのか、という問いははぐらかされ、逃げると中国警察に捕まって死刑だよ、と脅される。騙されたと思うと同時に、いつまでやらなければならないのか、殺されるのではないかと不安で仕方ありませんでした」(X氏)

 中国当局に不法滞在で身柄を拘束された時には「助かった」と胸をなでおろしたというX氏。日本に強制送還された後、逮捕された。実刑判決を受け服役もしたが、逮捕されたことで「今生きていられる」と話す。

「タイの15人も、そのほとんどが高額バイトなどと騙されて海外に渡ったのでしょう。僕と同様に浅はかというしかない。ただ、命があったことだけは本当に救いです。僕が働いていた現場でも、いきなりいなくなる人がいました。どこで何をやっているのかは知りません」

 ミイラ取りがミイラに…という典型的なパターンだろう。彼らに同情の余地はないが、こうした事実を知らしめることにより、いくら追い込まれていても犯罪には加担しないという人が少しでも増えれば、と思うしかない。

㊟想像も出来ないというより、想像を絶する闇社会があるんですね。私の教え子たち全国の暴走族連合『関東連合』OBの一部らが頭をやってる情報もある。困ったもの。私が手を引いてからバーニングの周防侑雄のヤツが金でボディガードに雇い、どんどん悪くしてしまった。この周防もケジメを取ってもらわんと。
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プロフィール

長官官房

Author:長官官房
渡邉 正次郎(わたなべ しょうじろう).
政治ジャーナリスト・作家
レコードヒットチャート編集長を経て、衆議院議員小峰柳多秘書、参議院議員迫水久常秘書となり、多くの政治家の選挙参謀として活躍。現在、政治・社会評論、講演の傍ら、何人もの政治家ブレーンとして『国会質問、演説原稿』等を依頼され、選挙参謀としても活動し、全員当選させている。.
 99年の東京知事選で石原慎太郎を担ぎ出させ、最後に名乗りを挙げさせる。投票日昼に「石原は165万票で当選」とマスコミ取材に応え、組織を持たない石原の票読みを的中させ驚かせた。また、オウム真理教の看板男、上佑史浩が「数百人のジャーナリストとお会いし、唯一人信じられたのは渡邉先生です」と、逮捕の日に身元引受人を依頼したことはメディアに大きく取り上げられた。.
 また、参議院議員迫水久常秘書当時、全国の暴走族を大同団結させ、『関東連合を』設立、初代最高顧問として抗争事件を起させぬよう指導した。この当時の教え子たちは現在、地方議会、大企業、役人として活躍しており、現在も彼らは情報を提供してくれている。もちろん、闇社会にも教え子は多く、彼らは組織の大幹部、親分ではあるが、今も関東連合初代最高顧問として熱い尊敬を受けている。.
.
議員生活約30年の小泉元首相“議員立法”一本もなし!が、一民間人の政治ジャーナリスト・作家の渡邉正次郎が発案、または改正させた法律(順不同).
.
*動物愛護管理法の改正.
《ペット飼育者のペット放置、殺害の多さをレビ報道で知り、『重い刑事罰に』、.
と武山百合子議員に国会で提案させ議員立法で改正を実現。今後はペットを金儲.
けに繁殖させるブリーダーや販売業者の取り締まりもより厳しくなる。<動物愛.
護管理法は明治時代に施行。このときまで一度も改正されず>》 .
.
*団体規制法(国家転覆を図った団体を取り締まる).
《オウムに破防法適用を政府が決定。が、5人の公安審査会で否決(委員に破防.
法絶対反対を組織決定している極左弁護士3名。)され激怒。武山百合子議員か.
ら国会質問作成を依頼されたことをチャンスに、衆議院予算委員会分科会で、.
「国家転覆を狙ったオウム真理教に破壊活動防止法を適用できないならば、それ.
に替わる法律を作るのが国家の義務」と質問。.
松浦功法務大臣が「素晴しい質問で、即議員立法ででも」と答弁。議員立法で成立。同時に「公安審査会の委員に破防法絶対反対の極左弁護士三名はおかしいのではないか」の質問も。以降、弁護士を2名に減》.
.
*NPO法.
《河村たかし現名古屋市長が現役代議士時代に発案法律。が、当時の大蔵官僚が.
“金を集めるのは大蔵省以外許さない”と自民党議員らに逆陳情し、廃案にされ.
る寸前に河村議員から相談され、素晴しい法案なので親しい自民党議員たちを半.
分脅し継続審議に持ち込み、次の国会で成立》.
*個人情報保護法.
《武富士顧問当時、「同業者の消費者金融Pがブラックリスト(返済がない悪質なもの)を闇金融に売り飛ばしているので、取り締まって欲しい」と依頼を受け、河村たかし議員に持ち込む。議員室に大蔵省役人を呼んで『取り締まるように』と指示すると、「取り締まる法律がない」と。ならばと河村議員を法案筆頭提案者で議員立法で成立》

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