マンション業界の秘密!!タワマンは危ない、資産価値も落ちる!!
台風に弱いタワーマンション…数カ月で引っ越してしまう人も 難敵は揺れ、塩害
夕刊フジ
今年の秋は台風の当たり年。次から次へと上陸し、高波に襲われたり、家屋などが倒壊したりして大きな被害が出た。
私がひそかに心配したことは、タワーマンション(タワマン)。ニュースを見ている限り、幸いにして大きな被害が出ていない。ただ、タワマンの場合は、台風の累積被害が数年後に現れる可能性もある。
まず、分かりやすいのは強風による揺れだ。上層階は常に風による微妙な揺れが生じている。浴槽に水を張ると、ごく小さいながら波が発生する。
そういう微妙な揺れが人間の体にどういう影響を起こすのか。これには個人差があると考えられる。はっきりとしたことではないが、三半規管の弱い方は乗り物酔いのような状態になることもある…と聞いたことがある。
だから、業界関係者によると、せっかくタワマンの上層階を購入して住み始めたのに数カ月で引っ越してしまう人が一定数はいるという。
風速20メートル、あるいは最大で50メートルなどという強風が観測される台風は、この揺れをさらに激しくする。
ほかに大きな被害が出たのでメディアで取り上げられることは少ないが、あの強風で恐怖や不快を感じたタワマン高層階の住民は少なからずいるようだ。
実のところ、私が最も心配しているのは塩害だ。今秋の台風では内陸部まで塩分を多量に含んだ雨風が吹きつけたので、塩害にさらされた車や畑が多かった。ガソリンスタンドには洗車待ちの車列ができたと報道されていた。
内陸部の地上でさえ、そこまでの塩害が生じた。湾岸エリアのタワマン上層階は、それこそすさまじく塩分を含んだ雨風にさらされたのではなかろうか。
タワマンは通常の板状型マンションよりも塩害の被害を受けやすい。理由は、工法の違いにある。
通常のマンションは外壁が鉄筋コンクリートだが、タワーの場合は荷重負担を軽減するため軽い素材であるALCパネルが使われる。このALCパネルと柱やサッシュとの接合部には接着と防水のためにコーキング剤が充填(じゅうてん)されている。
このコーキング剤は塩害に弱い。塩分を多量に含んだ雨風にさらされると、劣化が早まると考えられている。ただ、それがどの程度かはまだ分かっていない。
先日、内陸部に位置する築20年ほどのタワマンを取材した。やはりサッシュとの結合部からの雨漏りが定期的に生じているということだった。
東京では湾岸エリアの新興埋め立て地にタワマンがニョキニョキと建ち始めて、まだ15年ほど。コーキング剤の劣化がどのように進んでいるのか、実態は明らかではない。
コーキング剤の劣化による雨漏りが生じていることが分かると、資産価値に影響する。だから管理組合がそういった内容でメディアの取材に応じることはない。ただ、外部には隠そうとも実態は静かに進行している可能性が高い。
■榊淳司(さかき・あつし) 住宅ジャーナリスト。同志社大法学部および慶応大文学部卒。不動産の広告・販売戦略立案・評論の現場に30年以上携わる(www.sakakiatsushi.com)。著書に「マンションは日本人を幸せにするか」(集英社新書)など多数。
㊟やはりタワマンはすべて置いてお薦めできない。現在、お住まいの方々は一日も早く引っ越しを考えるべきでしょう。引っ越すにも金が、、、と言う人もおられるでしょうが、大切な家族のことを考えたら無理をしてでも決断すべきです。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://kotodamayogen.blog.fc2.com/tb.php/8180-bf99d273
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)