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2021-03

花と嵐の50年…サンミュージック“波瀾万丈”も倒れない秘訣



花と嵐の50年…サンミュージック“波瀾万丈”も倒れない秘訣

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年11月20日 9時26分

 今月27日に創業50周年を迎える老舗芸能プロ「サンミュージック」。あまたの売れっ子を輩出し、絶頂を極めたが、光あれば影あり。独立、スキャンダル、事件、後継問題などその道のりは日本の芸能界の歴史そのものと言える。


 歌謡曲、アイドル歌手全盛期の80年代は松田聖子所属の事務所として時代をリードしたサンミュージック。「青い珊瑚礁」「チェリーブラッサム」「夏の扉」「白いパラソル」「風立ちぬ」と、1980年からの聖子の快進撃は中高年ならば、記憶に新しいはず。聖子ちゃんカット、ぶりっ子と、その動向は社会現象のように世間の耳目を集めた。当時を知るベテラン記者が振り返る。


「『赤いスイートピー』をヒットさせた82年、20歳で武道館コンサートを開くなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。ただ、武道館ではリハーサルでこんな場面がありました。舞台裏を走る聖子が曲がり角につまずき、ストッキングがちょっと破れて、血がにじんでしまったんです。慌ててスタッフが駆け寄ると、聖子が怒鳴っている。当時、事務所のナンバー3の男性スタッフの名前を挙げて『○○を呼べ!』って。笑顔のステージとは全く違う裏の顔がありました」


 売れてナンボの芸能界。それで居丈高になり、横柄な態度をとるようなタレントは少なくない。


「売れたらさらにその意思を尊重し、ある程度のワガママを許すのがサンミュージック流。創業者の故・相澤秀禎社長は“来る者拒まず、去る者追わず”が信条。そうした社風も、当時の聖子を増長させてしまったのかもしれません」(前出のベテラン記者)


 86年にはアイドル岡田有希子さんの自殺という悲劇もあった。また、92年には桜田淳子が統一教会に入信し、合同結婚式に参加して大騒ぎにもなった。やがて歌謡曲の時代が終わると、トレンディードラマなどが流行。この頃は女優もこなせる酒井法子がドラマ「星の金貨」の大ヒットで売れっ子になり、安達祐実が大ヒットドラマ「家なき子」で続いた。


 相澤秀禎氏は社長時代、「タレントは家族」をモットーとし、10代の若いタレントのデビューにあたっては成城の自宅に住み込ませていた。酒井もそのひとり。元専務で現名誉顧問の福田時雄氏は「なるべく時間をつくって、いろいろ悩みを聞いてあげたりしていた」と一部インタビューで語っている。だが、酒井は2009年に覚醒剤事件を起こし、逮捕される。事務所は損害賠償約5億円を肩代わりしたと伝えられるが、結果、解雇処分に。所属タレントのまま、酒井の更生はかなわなかった。民放関係者が言う。


「朝の生番組に酒井さんがゲスト出演したとき、スタジオ入りから、超のつく不機嫌で、ぶすっとして、どうなるかと周囲が心配になったのを覚えています。『CM明け、酒井さんのアップからいきます』と声掛けしても、表情はそのまま。『5秒……4、3』となったあたりで、にっこり笑顔になり、なんとか滞りなく番組をつなぎ、事なきを得たのですけど、出番が終わった途端、また仏頂面に戻っていた。事務所は精神面のケアなどマネジメントが大変だったはずです」


「マンモスうれピー」などの「のりピー語」で子供にも愛されたタレントイメージは、事務所と二人三脚でつくり上げたものだったのだろう。


■アイドルから女優、タレント、お笑いへシフト


 紆余曲折を経て、現在はお笑い、バラエティーがメインのタレントに。しかし、好事魔多しというべきか。事務所の看板で売れっ子のベッキーが不倫疑惑で叩かれ、大騒動になったのは16年1月のことだった。前出のベテラン記者はこう言う。


「ベッキーは自分の力で状況を打開しようと、自ら動くタイプ。仲の良いマネジャーと営業したりして、事務所は事後報告を認めるような格好でした。『金スマ』でベッキーが中居君のインタビューに応えたのも自分たちの判断でしたけど、出演前に『金スマ』レギュラー復帰の確約を取らずにやってしまった。そういうこともあって、完全復活かというとそうでもない。事務所としてはスキャンダルの事後処理が教訓になっています」


 それでも、大所帯は倒れない。現在もカンニング竹山、メイプル超合金、小島よしお、ダンディ坂野ら売れっ子がいるし、社長は相澤氏の長男正久氏が継いで、ジャニーズやバーニングなど大手芸能プロが抱える後継問題もクリア。最も安定した、安泰の老舗プロとして知られる。一体その秘訣はどこにあるのか。芸能リポーターの城下尊之氏の見方はこうだ。


「先代から続く社長の人柄といい、一言で言うならば、品があります。そして、タレントもスタッフも使い捨てにしないんです。近年では、カンニングの竹山さんの相方の中島さんが白血病で療養となったとき、ひとりで頑張るという竹山さんをスタッフ一丸でサポートし、バックアップしていたのが印象的でした。

そう次々とスターが出てくるわけでもないのが芸能界です。浮き沈みの激しいなか、生き残ってきたのは、良くないときでもみんなでもり立てていこうという姿勢。そうやって、お笑い、歌、俳優と、サンミュージックに任せておけば、だいたい番組でもイベントでも全部できてしまう体制をつくり上げた。最大の強みは総合力だと思います」


 50周年を迎えるにあたっては、酒井法子が復帰を望んでいるという噂もある。「タレントは家族」の精神で受け入れたら度量の広さを示すことにもなる。花も嵐も踏み越えてたどり着いた50周年。これからの50年が楽しみになってきた。


㊟初代の相沢社長も辛抱強い人だった。私が「オリコン」編集当時のことだ。青春ドラマの主演で人気の森田健作がRVCレコードから歌手としてデビュー。勿論ヒットしたのだが。。。あまりの歌の下手さに私が「森田健作、歌手辞めろ!」と書いて大騒ぎになった。


 当然だろう。当時の私のヒット予想は的中率は100発百中で、業界は最も重要視していたし、レコード店も私の予想で仕入れするまでになっていたのだから。


 案の定、レコード会社から相当恨まれた。が、私は知らん顔。偉いのは相沢社長、クレーム一つ寄越さなかった。その影響なのか、森田健作は歌手を引退。社民党から参議院議員に立候補し当選。後に自民党から衆議院議員へ転身。数回の当選を経て、千葉県知事となり現在に至る。


 私の一言がサンミュージックの大スターの人生を変えてしまったのだが、恨むことはせず、政界に転身させた相沢氏は偉かった。


 詳細は『芸能人、ヤクザ、政治家は弱い者イジメが大好き』(アマゾン発売中)でお楽しみください。
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テーマ:芸能ニュース - ジャンル:ニュース

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プロフィール

長官官房

Author:長官官房
渡邉 正次郎(わたなべ しょうじろう).
政治ジャーナリスト・作家
レコードヒットチャート編集長を経て、衆議院議員小峰柳多秘書、参議院議員迫水久常秘書となり、多くの政治家の選挙参謀として活躍。現在、政治・社会評論、講演の傍ら、何人もの政治家ブレーンとして『国会質問、演説原稿』等を依頼され、選挙参謀としても活動し、全員当選させている。.
 99年の東京知事選で石原慎太郎を担ぎ出させ、最後に名乗りを挙げさせる。投票日昼に「石原は165万票で当選」とマスコミ取材に応え、組織を持たない石原の票読みを的中させ驚かせた。また、オウム真理教の看板男、上佑史浩が「数百人のジャーナリストとお会いし、唯一人信じられたのは渡邉先生です」と、逮捕の日に身元引受人を依頼したことはメディアに大きく取り上げられた。.
 また、参議院議員迫水久常秘書当時、全国の暴走族を大同団結させ、『関東連合を』設立、初代最高顧問として抗争事件を起させぬよう指導した。この当時の教え子たちは現在、地方議会、大企業、役人として活躍しており、現在も彼らは情報を提供してくれている。もちろん、闇社会にも教え子は多く、彼らは組織の大幹部、親分ではあるが、今も関東連合初代最高顧問として熱い尊敬を受けている。.
.
議員生活約30年の小泉元首相“議員立法”一本もなし!が、一民間人の政治ジャーナリスト・作家の渡邉正次郎が発案、または改正させた法律(順不同).
.
*動物愛護管理法の改正.
《ペット飼育者のペット放置、殺害の多さをレビ報道で知り、『重い刑事罰に』、.
と武山百合子議員に国会で提案させ議員立法で改正を実現。今後はペットを金儲.
けに繁殖させるブリーダーや販売業者の取り締まりもより厳しくなる。<動物愛.
護管理法は明治時代に施行。このときまで一度も改正されず>》 .
.
*団体規制法(国家転覆を図った団体を取り締まる).
《オウムに破防法適用を政府が決定。が、5人の公安審査会で否決(委員に破防.
法絶対反対を組織決定している極左弁護士3名。)され激怒。武山百合子議員か.
ら国会質問作成を依頼されたことをチャンスに、衆議院予算委員会分科会で、.
「国家転覆を狙ったオウム真理教に破壊活動防止法を適用できないならば、それ.
に替わる法律を作るのが国家の義務」と質問。.
松浦功法務大臣が「素晴しい質問で、即議員立法ででも」と答弁。議員立法で成立。同時に「公安審査会の委員に破防法絶対反対の極左弁護士三名はおかしいのではないか」の質問も。以降、弁護士を2名に減》.
.
*NPO法.
《河村たかし現名古屋市長が現役代議士時代に発案法律。が、当時の大蔵官僚が.
“金を集めるのは大蔵省以外許さない”と自民党議員らに逆陳情し、廃案にされ.
る寸前に河村議員から相談され、素晴しい法案なので親しい自民党議員たちを半.
分脅し継続審議に持ち込み、次の国会で成立》.
*個人情報保護法.
《武富士顧問当時、「同業者の消費者金融Pがブラックリスト(返済がない悪質なもの)を闇金融に売り飛ばしているので、取り締まって欲しい」と依頼を受け、河村たかし議員に持ち込む。議員室に大蔵省役人を呼んで『取り締まるように』と指示すると、「取り締まる法律がない」と。ならばと河村議員を法案筆頭提案者で議員立法で成立》

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