日本芸(ゲイ)能界はセクハラを口にしないね?
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セクハラ告発めぐり米仏芸能界バトル 「男と女」文化の溝、「誘惑は無邪気な遊び」?
産経新聞
米ハリウッド発のセクハラ告発運動に、フランスの大女優2人が待ったをかけた。カトリーヌ・ドヌーブさん(74)が「魔女狩り」と批判したのに続き、ブリジット・バルドーさん(83)が「売名行為」と切り捨てた。米仏芸能界バトルには、「男と女」をめぐる文化の違い、世代間格差も透けて見える。(パリ 三井美奈)
■ハリウッド発
ドヌーブさんが女性文化人99人とともに新聞寄稿で告発運動を批判したのは、米ゴールデン・グローブ賞授賞式での「黒いドレス」が話題を集めた直後のこと。毎年、豪華衣装の競演となる式典でハリウッド女優陣は黒の装いに「セクハラ横行の時代は終わり」のメッセージを込め、テレビ司会者、オプラ・ウィンフリーさん(63)もセクハラを批判した。だが、寄稿は「みんな沈黙を迫られ同調を拒むと裏切り者扱い」と現状を嘆いた。
その3日後、米側は反論した。映画宣伝で訪仏した女優、メリル・ストリープさん(68)は、「(告発運動で)道が開いた。世界は変わりつつある」と反論した。同席のスティーブン・スピルバーグ監督(71)も「米国だけでなく、世界の女性のための運動」と擁護した。バルドーさんは「役をとるためにプロデューサーをその気にさせる女優は多い」と発言した。
■文化人とスター
米仏対立には男女をめぐる文化格差が背景にある。
フランスの女性評論家、アニエス・ポワリエさんは米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で「われわれの文化では中世騎士道の頃から、誘惑は無邪気な遊びとみなされる」と分析。
1950~60年代の仏フェミニズム(女権運動)の旗手、シモーヌ・ド・ボーボワールがウーマンリブ運動の米国女性たちは「男性嫌悪を隠さない」と驚きを記したことを紹介した。
「恋愛は私生活のこと。干渉すべきでない」とみなすフランス独特の風潮もある。
80年代、ミッテラン元大統領は在任中に隠し子がいることが発覚。オランド前大統領は女優との浮気がばれて事実婚相手と離別したが、どちらも国民の批判はほとんどなかった。一方、米国では浮気スキャンダルが命取りとなるほど「倫理」が求められる。
芸能界のあり方も違う。仏映画界は政府の補助金を受け、監督や俳優は文化人扱い。商業主義が徹底するハリウッドは制作に関わる人数、カネが桁違いに大きい。世界中からスターを目指す女優が集まり、競争激化で誘惑も増える。
■世代の違いも
ドヌーブさんらの寄稿に世界的な反響があったのは、沈黙を迫られた男性たちが「よくぞ言ってくれた」との思いを強くしたからだ。仏紙リベラシオンは、告発の嵐にだれも異議を唱えられなかった状況を「フランス革命の恐怖政治」にたとえ、寄稿が風向きを変えたと評した。
ただ、フランスでも寄稿には特に若い層から批判が強かった。「体を触られても、女性の尊厳は損なわれない」との記述に対し、マルレーヌ・シアパ男女平等担当副大臣(35)は
「危険な論議だ。われわれは少女たちに、地下鉄での痴漢行為は性犯罪で、女性に非はないと理解させることすら苦労しているのに」
と不快感をあらわにした。
ドヌーブさんや共に寄稿した女性たちは、家父長制や宗教に根ざす価値観からの脱出を目指した世代。避妊や中絶の解禁で「恋愛の自由」をつかみ取った。これに対し、「男女平等」の時代に育った世代は、あらゆる性差別に敏感だ。
批判を受けてドヌーブさんは公開書簡で「傷ついたセクハラ被害者」に謝罪したが、告発運動批判は変えなかった。
㊟日本の芸能界はいまだセクハラ問題が出て来ませんね。のどかですね。平和ですね。これでいいんです。芋の子タレントや八百屋の一山いくらか、お手伝いさん顔のタレントばかりだもの。
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