2017-11

「産めないので立候補しません」?

「産めないので立候補しません」?
「産めないのか」やじと戦った塩村都議 職員青ざめ「あっ」 伏魔殿の正体を見た瞬間
6/18(日) 7:00配信

 小池百合子都知事の登場で盛り上がる都議選。塩村文夏都議は、「産めないのか」というやじで都議会に注目が集まるきっかけを作りました。「何回もめげました」「2回ぐらい泣いた」。

今回の都議選には出馬しない塩村都議。4年間、向き合ってきた「伏魔殿」について聞きました。(朝日新聞東京社会部・吉野太一郎)


「数がパワーというのは本当でした」

――4年間つとめてこられて、立候補前に思っていた都議の仕事と印象はどう変わりましたか? 思っていたこととどんなことが違いましたか。

年配の男性が多くて縦社会というのは本当でした。「政治は古い人がやっていて、分かっていないから、古い慣行がまかりとおっている」というのは確かなんだけれども、新しい意見でいいものでも、頑固に取り入れないんです。自分たちが主導権を握っているんだぞという人たちで占められていたのが現実で、提案なんかできる雰囲気もないし、議場と言っても、議論にならない。都民の代表というよりは、どちらかと言うと行政側に近いような印象があります。

――旧みんなの党公認で当選して、現在は一人会派。ずっと少数会派だったので、数の面で苦労されたということでしょうか。それとも、そういうものを超えた議論のしにくさがあったのでしょうか。


数がパワーというのは本当でした。だから何を言っても通じないですし、行政側も数を見ながら対応しますから、こっちを向いてないですよね。知事の予算要望も複数会派以上じゃないと聞いてもらえない。世田谷区で私より下位当選した会派の予算要望は受けつけられていますから、理由をつけて断られる。


議会改革を話し合う「在り方検討会」にも入れてもらえないし、何を話したのかも知らされない。都議会広報には一般質問の顔写真が一人会派の議員は載らない。1人会派は議員じゃないという雰囲気は議会でも、行政側からも感じました。

議事録に残すことが仕事

――放送作家などの活動をしながら、政治に遠い世界から飛び込みました。


議員になる前は放送作家としてラジオ番組を担当していました。東京に憧れて東京に出てきて働く女性で、ようやく仕事も非正規とはいえ何となく安定してきた。なのに子供を産もうと思っても産めないじゃん。休んだら収入も途絶えちゃう。うまく子供を産めたとしても待機児童になっちゃう。キャリア積めないじゃん、どうしたらいいんだというジレンマにぶち当たった。

それから動物愛護の問題。国政でも区議選でもなく都議選に出たのは、動物愛護センターが東京にあったからです。


議員になる前は、いい提案をすれば気づかなかった人たちが「これいいね、やろう」となると思っていたけど、そうならないと気付いた。何回もめげました。認めないですから、何を言っても。

行政側の答弁のロジックがおかしいときには、根拠となるものを全部見つけだして、現地に足を運んで写真を撮る。その作業に夜中まで、時には朝までかかる。その繰り返しでしたね。与党の先生が、質問調整をささっと終えて帰られるのを見ると、私がやっていることは理解できないんだろうなあと思いますよね。


一人会派は訴えたいことを思う存分、一般質問の持ち時間やブログで発信することはできますが、施策に反映させるのがすごく難しい。提案しても、私が望むような回答が私の質問のときには出てこず、次の与党の質問で「改善します」と答える、みたいなことが続いていく。


かつては悪くない答弁も頂けていたんですが、ある日、大会派の先生が職員に「おい、ずいぶんサービスいいじゃないか」と言ったら、その瞬間に職員の顔が青ざめたんです。それを見た瞬間「あっ」と思いました。


ただ、やっていくうちに、少数会派の役割がわかってきました。だれも取り上げなければ改善されなかったことを、しっかり都議会で訴え、議事録に残すことで、行政側も動かざるを得なくなる。


自分の仕事は、いいことを提案して「私はこれを変えました」と誇るんじゃなくて、おかしいことを東京都に認識して変えてもらうことだな、それが与野党の違いとすごく認識させられた。


だから途中から、おかしいことを徹底的におかしいと追及する戦法に変えたら、動物愛護や待機児童問題でもこの4年で大きく変わった。私が当選した時はまだまだ都の重要課題ではなかったですから、やっぱり続けていくのは重要だと思っています。

言い続けたことで取りあげられ始めた

――自分の質問で変わったことはありましたか。

待機児童の問題で、建物の検査済み証がなかったり紛失していたりする建物を、安全が確認できれば保育施設に使ってもいいように通達してくれと、世田谷区長が知事との懇談の中で提案して、私も一般質問を通告したんです。

通告から質問まで3日ぐらいあるんですが、当初は「わかってるんだけどね、春ぐらいまでには」という回答だったのが、質問を通告したとたんに「今日の6時までに通達を出しますから、この質問、意味がなくなります」と言ってきた。野党の先生に花を持たせたことになるから、質問前までに実施する。野党も使い方だなと思いました。

動物愛護センターの改修も、最初の委員会の質問から、私が何回も言いつづけてきました。みんなそこで気付くんです「確かに愛護センターぼろいぞ」って。いきなり動物愛護の機運が高まってきて、急にいろんな議員さんから質問が出て、ついに愛護センターの建て替えが決まりました。私が言ったことで変わったわけではないけれど、言い続けたことで取りあげられ始めたんですよね。

花は持たせてもらえないけど、改善まで持っていくのが仕事。まあ、でもいつかは「私が言ったことで変わりました」というのも、言ってみたいことのひとつではあるから、みんな与党になりたがるのもわからないではないけれど。

東京都の施策って、全部平均的

――都庁は伏魔殿だと言われます。議員として向き合ってみた東京都庁という組織は手ごわいところでしたか?


ピラミッド形で、上を見ている組織。何をするにしてもその場で返事せず、上にお伺いを立てに戻っていくんですよ。自分で責任を負いたくない。時間がかかってしょうがない。都民の方を向いていないと感じることが多々ありました。


職員の評価が減点主義なんでしょうね。追及されたら斜め45度から強引な理屈をこねる。私が議会で「これはおかしい」と追及すると、「これまではこうやってきた、今はこれをやっている、今後ともこうしていく」という言い方をして、改善もしないし認めない。

でも後からこそっと変えていることもある。追及を続けていると職員に嫌われるし、次も絶対にいい回答をもらえないので、議員はなかなか言えなくなる。


逆に大会派を敵に回すと、行政側の予算も認めてもらえませんから、いいことを提案させて「先生の提案でやります」と答弁する。その代わりに悪いところはあまり追及させない。最終的に改善されればいいんだけども、議会としても不健全です。


東京都の施策って、全部平均的なものばかりだと思うんです。失敗は絶対したくない。お金をかけているから進んでいるように見えるし、政治家と組んで何かをやると決めたときは強いんだけれど、総じてオリンピックを除くと、全国で初めてというのはほとんどないですね。


海外視察はあってもいいけど…

――びっくりしたことってありましたか?


海外視察ですかね。あってもいいと思うんですよ、世界の首都の東京ですから。しかし何かにつけて議連を作って海外視察。それも毎回ドント方式で割りますから、絶対に1人会派に回ってこない。同じ会派の人たちばかりでもたれ合ってるのを感じます。


――リオ・オリンピックでは問題に大きな批判を浴びました。

あれは変でしたよ。舛添知事の問題があって「理解が得られない」と辞退した会派の分を、大会派で割り振り直す悪質なものでした。あの状況で私に声がかかっても行かなかったと思いますけれども、セコさというか浅ましさが見えましたね。
もたれあっちゃってるもんだから
――都議会でやり残したことは?

やはり議会改革ですよね。ある種、職員も含めてもたれ合っていると思うんです。職員も大会派の先生の意向をくんでおけば、安泰じゃないですか。海外視察もそうですし、費用弁償はなくなりましたけれども全国最高の1日1万円だったし、政務活動費も全国最高の年60万円が50万円になりましたけれども、これだけの特典がついているんだから「お互いうまくやりましょう」というところがあると思うんですよね。


私たちが適正な要求と行動をしていれば、もっと職員たちに「おかしい」と言えるんだけど、もたれあっちゃってるもんだから、なかなか。


一人一人が都民の代表だと言う自覚を持ってきちんと仕事をすることが、振る舞いも含めて重要なんですけども、なんかね「選ばれし者」になってますから。選ばれたという意味を履き違えている人が多い。

やっぱりその体質が見られていないからで、猪瀬元知事の言葉を借りればどんどん「光を当てる」ことで、一人一人が真っ当な議員として行動ができる環境作りは必要だと思っていました。


――時代と共に改まっていくという感じでもないようですね。

やっぱり注目されていないとダメですよ。私のヤジの問題や舛添前知事の前は、都政や都議会なんてほとんど注目されていませんでしたから。いくら志の高い議員でも、本当に強い思いを持っていないと、シメシメと流されちゃうんですよ。いろんな人が見るようになれば、隠したいことがどんどん外に出ていく。だから報道してもらえることってすごい重要だと思っているし、政治を監視というか、注目することは重要なんです。

     ◇

しおむら・あやか 1978年生まれ、広島県出身。タレントや放送作家などを経て、2013年の都議選で世田谷区選挙区から旧みんなの党公認で初当選。現在は1人会派「東京みんなの改革」所属。次期衆院選に民進党公認で立候補することが決まっており、今回の都議選には出馬しない。

㊟こんなのが都議だったんです。投票した都民も都民。土井たか子(元社民党代表)何で最後まで戦い続けたから良し悪しはともかく、尊敬されていました。
 都民もムダな税金を。。。
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コメント

民進党その時あるのか。整形党員ロンダリング、ヘルメット議員とようやく合流ですか。ガソリン整形議員といれかわりだろうか。民進党かってに突撃訪問、ヤラセ丸出したこ焼き食えない小学生辻元君まねたのか。ゴミテレビが、官邸前になぜかばか丸出し議員を待っている。票数盛りキムチの泉制作ですかね。だいたい、二重国籍民進党に次の国政選挙があるのか。どこも残れなかった女に。

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長官官房

Author:長官官房
渡邉 正次郎(わたなべ しょうじろう).
政治ジャーナリスト・作家
レコードヒットチャート編集長を経て、衆議院議員小峰柳多秘書、参議院議員迫水久常秘書となり、多くの政治家の選挙参謀として活躍。現在、政治・社会評論、講演の傍ら、何人もの政治家ブレーンとして『国会質問、演説原稿』等を依頼され、選挙参謀としても活動し、全員当選させている。.
 99年の東京知事選で石原慎太郎を担ぎ出させ、最後に名乗りを挙げさせる。投票日昼に「石原は165万票で当選」とマスコミ取材に応え、組織を持たない石原の票読みを的中させ驚かせた。また、オウム真理教の看板男、上佑史浩が「数百人のジャーナリストとお会いし、唯一人信じられたのは渡邉先生です」と、逮捕の日に身元引受人を依頼したことはメディアに大きく取り上げられた。.
 また、参議院議員迫水久常秘書当時、全国の暴走族を大同団結させ、『関東連合を』設立、初代最高顧問として抗争事件を起させぬよう指導した。この当時の教え子たちは現在、地方議会、大企業、役人として活躍しており、現在も彼らは情報を提供してくれている。もちろん、闇社会にも教え子は多く、彼らは組織の大幹部、親分ではあるが、今も関東連合初代最高顧問として熱い尊敬を受けている。.
.
議員生活約30年の小泉元首相“議員立法”一本もなし!が、一民間人の政治ジャーナリスト・作家の渡邉正次郎が発案、または改正させた法律(順不同).
.
*動物愛護管理法の改正.
《ペット飼育者のペット放置、殺害の多さをレビ報道で知り、『重い刑事罰に』、.
と武山百合子議員に国会で提案させ議員立法で改正を実現。今後はペットを金儲.
けに繁殖させるブリーダーや販売業者の取り締まりもより厳しくなる。<動物愛.
護管理法は明治時代に施行。このときまで一度も改正されず>》 .
.
*団体規制法(国家転覆を図った団体を取り締まる).
《オウムに破防法適用を政府が決定。が、5人の公安審査会で否決(委員に破防.
法絶対反対を組織決定している極左弁護士3名。)され激怒。武山百合子議員か.
ら国会質問作成を依頼されたことをチャンスに、衆議院予算委員会分科会で、.
「国家転覆を狙ったオウム真理教に破壊活動防止法を適用できないならば、それ.
に替わる法律を作るのが国家の義務」と質問。.
松浦功法務大臣が「素晴しい質問で、即議員立法ででも」と答弁。議員立法で成立。同時に「公安審査会の委員に破防法絶対反対の極左弁護士三名はおかしいのではないか」の質問も。以降、弁護士を2名に減》.
.
*NPO法.
《河村たかし現名古屋市長が現役代議士時代に発案法律。が、当時の大蔵官僚が.
“金を集めるのは大蔵省以外許さない”と自民党議員らに逆陳情し、廃案にされ.
る寸前に河村議員から相談され、素晴しい法案なので親しい自民党議員たちを半.
分脅し継続審議に持ち込み、次の国会で成立》.
*個人情報保護法.
《武富士顧問当時、「同業者の消費者金融Pがブラックリスト(返済がない悪質なもの)を闇金融に売り飛ばしているので、取り締まって欲しい」と依頼を受け、河村たかし議員に持ち込む。議員室に大蔵省役人を呼んで『取り締まるように』と指示すると、「取り締まる法律がない」と。ならばと河村議員を法案筆頭提案者で議員立法で成立》

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