醜いんです!「またダメだった」と恨み節… ベンチ入り逃した入閣待機組に高校球児ような爽やかさは微塵もなく
産経新聞より
どこの世界でも人事は「泣き笑い」がつきものだが、国政を担う閣僚を選任する内閣改造は究極の人事といえる。
野党各党が「在庫一掃内閣」と揶揄する中、3日発足の第3次安倍晋三再改造内閣は閣僚19人のうち8人が初入閣。
一方、当選回数を重ねながら、惜しくも閣僚ポストを逃した入閣待機組は恨み節のオンパレードだ。「俺だったら良い仕事ができるのに…」。ボヤキは毒々しさを帯びる。
自民党所属の国会議員は410人(衆参両院議長除く)。このうち約70人は衆院当選5回、参院当選3回以上が目安とされる入閣待機組だ。
これに対し、今回の改造人事で初入閣できたのは、わずか8人と狭き門なのだ。
今回、念願を果たした山本公一環境相は衆院当選8回、松本純国家公安委員長は衆院当選6回…。十分にブルペンで肩を温め、晴れて一軍のマウンドに上がった形だ。
国会近くにある議員会館の部屋には、お祝いのコチョウランの鉢植えが次々と運び込まれた。
対照的なのが「淡い期待」を打ち砕かれた待機組の面々だ。
再改造内閣が発足した3日。首相から閣僚ポストを任命される官邸への呼び込みを控え、報道ベースで初入閣が確定している待機組の一人が自民党本部で記者団に囲まれていた。
「閣僚ポストは?」と問われ、「まだ何も…」と答えていたが、自然と頬は緩み、笑みがこぼれる。
偶然にも、そんな光景に鉢合わせてしまった待機組のベテラン議員が浮かれる同僚議員を恨めしそうに眺めていた。若手議員から声をかけられても上の空、生返事を繰り返すばかりだった。
ここで話は横道にそれるが、21日に作新学院(栃木)の優勝で幕を閉じた夏の甲子園大会に出場するような強豪校では、18人のベンチ入りメンバーをめぐって、熾烈なポジション争いが繰り広げられるという。
19人の閣僚ポストを目指す議員たちもまた、日夜、互いに切磋琢磨し、レギュラーの座をつかもうと努力を重ねる。
だが、夢破れし者たち の姿は、甲子園と永田町ではまるで違う。炎天下のアルプススタンドからグラウンドの仲間に声援を送る球児たちの爽快感は、入閣落選組の議員には微塵もみられない。
むしろ、晴れて入閣を果たした同僚議員をやり玉に挙げ、人知れず毒づく様子は陰湿さすら漂う。
「またダメだった」「ハズレ人事だね」。党本部では初入閣を逃した待機組2人が互いに慰め合う光景が見られた。
別の待機組は「入閣できる当選回数が6回以上とハードルが上がった」とあきらめ顔。
衆院当選4回ながら2度目の入閣となった稲田朋美防衛相ら女性枠を念頭に、愚痴をこぼす待機組もいた。
「女性枠といわれても、実績がないのになぜ重用されているだろうか。なかなか納得できない」
恨み節は収らない。留任となった複数の閣僚を名指しで批判した上で、こう漏らした。
「俺だったら、もっと良い仕事をやれるぞ。うまく立ち回れる人間が重用されるのか…」
嫉妬と憎悪が渦巻く永田町。耳を澄ませば待機組のボヤキが聞こえてくる。閣僚に起用されれば、自身のキャリアアップになるとともに、地元の支援者に顔が立つ。
実際、「自分たちの支援している国会議員が閣僚になれば、後援会の士気は間違いなく高まる」(閣僚経験者)という。
逆に、期待を裏切る結果となれば地元の支援者に顔向けできない。待機組の一人は「地元に帰るのがつらい」と意気消沈する。
まさに天国と地獄。それだけに、改造人事の季節ともなると、「監督、俺を使ってください」とばかりに、あからさまなアピール合戦が繰り広げられる。
今回も内閣改造前の7月25日、自民党の有志議員でつくる「アベノミクスの完遂を強力に支える会」のメンバーが官邸を訪問し、首相に経済政策の提言を手渡した。
「猟官運動ではない」と否定するのも、もはやお約束の光景だが、訪れたメンバーには複数の待機組も含まれており、訪問時期を踏まえれば、「これぞ猟官運動のお手本」と、むしろ感心するしかない。
これまでは党内の大派閥に所属し、“適齢期”になれば、派閥の親分が入閣待機組としてリストアップして首相サイドに売り込んでくれた結果、閣僚ポストを射止めるのが最もオーソドックスな入閣の形だった。
今回の改造人事でも首相は派閥のバランスに配慮し、待機組を入閣させた。だが、官房長官や財務相など枢要ポストは現状を維持したことから、
交代するポスト数は限られ、首相としても派閥の意向を丸呑みするのは、そもそも無理な相談というものだろう。
規模の小さい派閥を率いる領袖は、大量の待機組を念頭に「大きな派閥に入って待っていれば入閣できた時代は終わった」と断じ、こう指摘した。
「むしろ、小さな派閥で自分を売り込むために悩み抜いてきた議員に大きな役割を与えられる時代になった」
待っていれば閣僚ポストが転がり込んでくる-。そんな時代は終わりを告げた。高校球児のように汗にまみれ、自らの力で“レギュラー”を勝ち取る気概がなければ、永遠に「次」はない。(政治部 岡田浩明)
㊟永田町に長く居たし、その後はジャーナリスト・作家として何人かの議員の顧問を依頼され、国会質問、演説原稿等を手掛けてきたことで、
政権交代時の自民党議員の自信喪失場面や、内閣改造での議員同士の中傷を嫌というほど見てきた。
それは見苦しいもの。男同士の焼き餅は女性のそれ以上と言う。確かにそうだが永田町に限れば女性議員同士の焼き餅も男同士のそれとどっこいどっこいに見苦しかった。
ある女性議員は、
「渡邊先生、小池百合子さんの後援会長がオリックスの宮内会長さんなんですって。お色気で食い込んだのかしら。先生。どなたかご紹介していただけません?」
と言われたことも。
今は亡き町村信孝衆院議長も東大出を鼻にかけ、同じ派閥の小泉純一郎(立派な北朝鮮人)が総理になると、
「小泉さん?経済のことなんかまったくわかりませんよ」
と平然と口にしていた。ために閣僚には起用されなかった。
東大出(特に法学部卒)は東大以外をバカ扱いする習癖があり、故に町村は衆院議長に祭り上げられ、終わった。
こんなことを書くと長くなるので止め。一番可哀想なのは、筆者の、
『芸能人、ヤクザ、政治家は弱い者イジメが大好き』(グッドタイム出版・アマゾン好評発売中)
の(*渡邉正次郎を名誉棄損で告訴しようと思ったが、調べたらヤバいので止めた!)登場している、
安倍首相の子供の頃、家庭教師をしていた東大法学部卒、警察庁キャリアの平沢勝栄議員だ。もう当選7回だろう。
家庭教師のころ、あまりに勉強ができない晋三少年を「バカ」「バカか!」と怒鳴りつけ、「三角定規の角で頭を叩いた」とテレビで発言していたが。。。この恨みだろう。
揚げ句に「私が家庭教師をしたから成蹊大学に入れたんだ」などと言うんだもの。あそこは金とコネがあればバーカちゃんでも入れるのは多くの人が知ってるんだから、侮辱でしかない。
思い出した。私は高校時代生徒会長だったが、数学が本当に苦手て、教師の奴に、大きな三角定規の角で頭を叩かれ、血が出たことが。。。あの痛さは今でも思い出す。許せない!安倍首相も気持ちも判るなあ。
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