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2020-09

悲しい・・・3人の命奪った秘密の中身(きょうも傍聴席にいます)


悲しい・・・3人の命奪った秘密の中身(きょうも傍聴席にいます)
朝日デジタル

 「とにかく真面目」と周囲に評された男が家族3人を絞殺し、自宅に火を放った。男を追い詰めたのは、ある「秘密」だった。
 名古屋地裁岡崎支部302号法廷。3月14日、殺人と非現住建造物等放火などの罪に問われた男(66)の裁判員裁判が始まった。

白髪が交ざった短い髪に、黒いジャージー姿で男は法廷に立った。
 男「間違いありません」

  男の起訴内容は2015年5月、妻(当時65)と長女(同37)、義母(同89)の首を絞めて殺し、自宅に放火したというもの。検察や弁護側の冒頭陳述などから事件をたどる。

 男は1974年、妻と結婚。婿養子として妻の家で暮らし始めた。やがて一男一女が生まれる。男は自動車関連の会社で働いて家族を養い、14年11月に退職。その後も警備員のアルバイトをし、家族を養った。

 親戚や近所が感じた男の印象は「堅実でとにかく真面目」。だが、男の日常は、ある日一変する。

 昨年3月13日。

 男が実母の葬儀に出す香典の準備を妻に頼むと、「お金がない」と告げられた。問いただすと、15年間にわたり、知人の女に8千万円以上の現金を支払い続けていたという。

 被告人質問。
 弁護人「お金のことを知ったきっかけは?」

 男「妻と娘から通帳を見せられ、知りました」
 先祖が残した現金や自分の給与など、少なくとも5千万円は蓄えがあると思っていた。

 弁護人「妻が知人の女に指示されてお金を送金していたと聞いたのですね」
 男「はい」

 妻は、男に大きな袋に入った茶封筒を見せた。中には、これまで知人の女に支払ってきた現金の振込用紙が入っていた。計算すると、約8200万円。

 妻は、「長女に就職をあっせんするといわれ、女に金を支払い続けていた」と打ち明けた。
 男は、妻から「長女は金融機関で働いている」と聞いていた。だが実際は、一人暮らしをしていた豊田市内のマンションに引きこもる生活をしていたのだという。

「多額の金を振り込んでも、女から就職先の紹介はなかった」
と妻は話した。

 この後、長女は異常な行動をとるようになる。風呂場で大声を出したり、突然過呼吸になったり。妻に対してヒステリーを起こすこともあったという。

 男は妻が金を支払っていた女に会い、返金するよう求めたが取り戻すことはできなかった。警察や親族にも相談。
昨年5月21日には妻と長女とともに弁護士事務所を訪れ、正式に依頼もした。一方で、無理心中を考え始め、包丁やガスボンベも購入した。

 5月25日午前2時。
 男はまず、自宅2階で、自分の横に寝ている妻の首を両手やタオルで絞めた。
妻は頭を左右に振るなどしたが、激しく抵抗することはなかったという。事切れた後、男は胸に手を当て、鼓動が消えていることを確認した。

 次に、隣の長女の部屋へ向かうと、長女はまだ起きていた。
 男「長女は『何?』と言いました。もう妻を手にかけていたし、『お前も逝ってくれ』と言い、首を絞めました」

 首を絞められながら、長女は「ごめんなさい」「働くから許して」と、息を吐くような声で命乞いをしたという。

 弁護人「電気コードで首を絞めたのですね」

 男「手に力が入らなかったので、近くにあった電気コードを使いました」

 弁護人「『自分もすぐ逝く』と言いましたか」

 男「言いました」

 続いて1階に降り、義母の部屋へ行った。義母は寝ていた。そのまま殺害しては本人は納得いかないのではと、男は考えた。

 弁護人「義母とは話しましたか?」

 男「起こして状況を説明しました。『二人は逝ったから、一緒に逝ってやってくれ』と。『ほうか、ほうか』と言って聞いていましたが、最後に『わしはもうちょっと生きたかった』と言いました」

 男は、義母の首を電気コードで絞め、殺害した。
 殺害後、被告は義母を仏間へ動かした。妻や長女も仏間に寝かせたかったが、力が足りず、動かせなかった。せめて親子は一緒にと思い、長女を引きずって妻の横に寝かせ、翌日、家に火を放った。

 弁護人「どうして、一家で死のうと決意したのか」

 男「このままでは私たちの生活が成り立たない。夫婦2人で崖から落ちれば終わりだったけど、長女を置いていくわけにはいかんかったです」
 男は法廷で時折声を詰まらせ、泣きながら話し続けた。

 男「長女は、1人で生きていけるような育て方をしていない。この家に養子に入ったからには最後まで責任を取らなきゃと思い、義母も連れてくことにしました」

 裁判官も男に尋ねる。
 裁判官「長女が(妻が金を払い込んでいた)15年間、どのような生活をしていたか聞いていることは」

 被告「どこにも就職できず、一日中電気も付けずにマンションの自室に引きこもり、ろくに食事もとらずにいたと聞いた。なんてことだと……。長女が15年間、振り回されたことが一番つらい」

 裁判官「妻と長女を責める気持ちは」

 男「ありません」
 3人を殺害し、自分も死ぬつもりだったが、その前に、本当のことを知人の女から聞きたかった。

自殺用の包丁を背に隠し、女に突きつけるための出刃包丁を片手に女の家に向かった。女と対峙したとき、駆けつけた警察官に銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。

 男「逮捕まで早すぎて、何もできなかったです」

 男は取り調べの中で、自動車税や車検などでまとまった出費が予定され、生活費に不安を覚えたことが動機につながったとも述べた。

だが、検察によると、事件の翌月には、義母の年金など一家には約30万円の収入が見込まれていた。

 検察官「他に選択肢があったのではないかと今、考えることはあるか」

 男「性格上できなかった。自分で全部始末しようと思ってしまった」

 弁護人「事件の反省や後悔の念は持っていますか?」

 男「勝手な意地を張ったばっかりに3人を殺してしまいました」

 弁護人「意地は、他人に迷惑をかけたくないという思いからですか?」

 男「そういうことです」

 男は法廷で、「世間に一家が没落するのを見せられない」とも語った。

 裁判長「なぜ、そんなに世間体を大事にするのですか?」

 男「田舎で生活するには、家の格を少しでも上げるのが目標です」

 裁判長「一家の家計はあなたが支えていたが、現実にそれができないときは、家族で力をあわせてなんとかするという発想にはならなかったのですか?」

 男「義母の年金をあてにすることなんてできないし、妻や長女は働けません」

 裁判長「八方手を尽くさなければならないのでは?」

 男「家庭内のことは家庭内で片付けなければと思っていました」

 裁判長「命を軽く考えていませんか?」

 男「申し訳ありません」

 裁判長「その判断が今でも正しいと思いますか?」

 男「人の命を奪ったことは間違っていました。ただ、その時はこれしかないと思い込んでしまいました」

 裁判長「命を大切にしなければいけないということは、わかっていますか?」

 男「はい」

 法廷には、事件当時、別居していた長男(40)も出廷し、証言台に立った。

 検察官「今の気持ちは」

 長男「父はお金が欲しかったわけではなく、3人が憎かったわけでもない。3人のことを考え、1人で思い悩みこれしかないと思い込んでしまった」

 弁護人「お父さんへの思いは」」

 長男「私も父のことが必要。早く世の中に出てきてほしいです」

 検察側は無期懲役を求刑。弁護人は、懲役18年の有期刑を求めた。

 今年3月18日の判決で、男は懲役27年を言い渡された。裁判長は「自分の命を大事にして、今後を生きて下さい」と語りかけた。被告は控訴せず、判決は確定した。

 男の妻が一家の財産を払い込んだとされる女は、詐欺容疑で愛知県警に逮捕されたが、裁判で「貸した金を返してもらっただけ」と無罪を主張。現在も公判が続いている。(大野晴香)

㊟読了されご感想はいかがです?
、悲しいですね。
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プロフィール

長官官房

Author:長官官房
渡邉 正次郎(わたなべ しょうじろう).
政治ジャーナリスト・作家
レコードヒットチャート編集長を経て、衆議院議員小峰柳多秘書、参議院議員迫水久常秘書となり、多くの政治家の選挙参謀として活躍。現在、政治・社会評論、講演の傍ら、何人もの政治家ブレーンとして『国会質問、演説原稿』等を依頼され、選挙参謀としても活動し、全員当選させている。.
 99年の東京知事選で石原慎太郎を担ぎ出させ、最後に名乗りを挙げさせる。投票日昼に「石原は165万票で当選」とマスコミ取材に応え、組織を持たない石原の票読みを的中させ驚かせた。また、オウム真理教の看板男、上佑史浩が「数百人のジャーナリストとお会いし、唯一人信じられたのは渡邉先生です」と、逮捕の日に身元引受人を依頼したことはメディアに大きく取り上げられた。.
 また、参議院議員迫水久常秘書当時、全国の暴走族を大同団結させ、『関東連合を』設立、初代最高顧問として抗争事件を起させぬよう指導した。この当時の教え子たちは現在、地方議会、大企業、役人として活躍しており、現在も彼らは情報を提供してくれている。もちろん、闇社会にも教え子は多く、彼らは組織の大幹部、親分ではあるが、今も関東連合初代最高顧問として熱い尊敬を受けている。.
.
議員生活約30年の小泉元首相“議員立法”一本もなし!が、一民間人の政治ジャーナリスト・作家の渡邉正次郎が発案、または改正させた法律(順不同).
.
*動物愛護管理法の改正.
《ペット飼育者のペット放置、殺害の多さをレビ報道で知り、『重い刑事罰に』、.
と武山百合子議員に国会で提案させ議員立法で改正を実現。今後はペットを金儲.
けに繁殖させるブリーダーや販売業者の取り締まりもより厳しくなる。<動物愛.
護管理法は明治時代に施行。このときまで一度も改正されず>》 .
.
*団体規制法(国家転覆を図った団体を取り締まる).
《オウムに破防法適用を政府が決定。が、5人の公安審査会で否決(委員に破防.
法絶対反対を組織決定している極左弁護士3名。)され激怒。武山百合子議員か.
ら国会質問作成を依頼されたことをチャンスに、衆議院予算委員会分科会で、.
「国家転覆を狙ったオウム真理教に破壊活動防止法を適用できないならば、それ.
に替わる法律を作るのが国家の義務」と質問。.
松浦功法務大臣が「素晴しい質問で、即議員立法ででも」と答弁。議員立法で成立。同時に「公安審査会の委員に破防法絶対反対の極左弁護士三名はおかしいのではないか」の質問も。以降、弁護士を2名に減》.
.
*NPO法.
《河村たかし現名古屋市長が現役代議士時代に発案法律。が、当時の大蔵官僚が.
“金を集めるのは大蔵省以外許さない”と自民党議員らに逆陳情し、廃案にされ.
る寸前に河村議員から相談され、素晴しい法案なので親しい自民党議員たちを半.
分脅し継続審議に持ち込み、次の国会で成立》.
*個人情報保護法.
《武富士顧問当時、「同業者の消費者金融Pがブラックリスト(返済がない悪質なもの)を闇金融に売り飛ばしているので、取り締まって欲しい」と依頼を受け、河村たかし議員に持ち込む。議員室に大蔵省役人を呼んで『取り締まるように』と指示すると、「取り締まる法律がない」と。ならばと河村議員を法案筆頭提案者で議員立法で成立》

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