大騒動の“徳田虎雄”を“初当選”させたのは私・渡辺正次郎です。
徳田とは面識もなかった。私の選挙参謀能力を買っていた沖縄出身の知人が、「徳田虎雄を何とかして当選させたい。50万円払います」と・・・、 いきさつを述べる前に、10月23日の毎日新聞記事を・・・
徳洲会公選法違反:徳田議員の親族一斉聴取!! 東京地検特捜
昨年12月の衆院選を巡る医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件で、東京地検特捜部が自民党の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の親族から任意で一斉に事情聴取したことが22日、関係者への取材で分かった。特捜部は組織的な運動員買収があったとみており、親族の関与の有無について解明を進める模様だ。
関係者によると、事情聴取されたのは、徳洲会副理事長を務める徳田議員の母や、グループ企業の役員をしている姉ら。徳洲会グループは昨年11月の衆院解散後、病院職員らを鹿児島に派遣し、選挙運動の報酬として、欠勤分の給与や日当を賞与に上乗せする形で支給していた疑いが持たれている。特捜部は、こうした経緯を認識していたかなどについて、親族に説明を求めたとみられる。
親族はこれまで、周囲に「選挙のことは分からない」などと話していたという。
公選法は運動員への利益供与を禁じており、候補者の父母や配偶者、兄弟姉妹などがこの規定に違反して有罪が確定した場合、連座制規定で当選が無効になる。(毎日新聞)
たった50万円の金に目が眩んだ私は、選挙戦、最終日に奄美に乗り込んだ。ただし、調べれば政争が激しい土地で、敵の運動員の車を海に放り込むのは当たり前、実弾は昼日中から飛び交い、選挙賭博も大がかりと知り、
『私の最後の演説で、弁慶の勧進帳をやる。それが終ったら鹿児島に船で送れ』
の条件を出した。
最後に仕掛ける演説で勝たせる自信があったから、その夜に鹿児島に逃げないと殺される恐れさえあったからだ。友人は約束した。
当日、同行したのは友人の他にテレビ朝日の広報部長も居た。聞けば、徳田の友人だと。生まれて初めての土地。北海道の候補を応援して東京に帰ったばかりの私は、奄美も寒いだろうとカシミヤのオーバーを着ていたが、慌てて脱いだ。暑いのだ。
昼過ぎに奄美着。徳田の街頭演説場所に到着。テレ朝広報部長に徳田本人が、「今回も負けです!」。これには驚いたが、来た以上は当選させる。
「徳田虎雄、保岡興治候補、横一線!最後の一押しで徳田虎雄が勝つ!」と一声を放った。途端に聴衆が興奮状態に・・・『夕方5時、名瀬の郵便局前で、重大発表がある。必ずお集まりください:』と告知。
聴衆の興奮状態に危険を感じたのか、宣伝カーの運転手とウグイスオバ嬢が私のマイクを渡そうとしない。これは完全に敵から買収されている、と直感(これほど凄いのです)。
そして夕方5時、名瀬郵便局前に大勢の人々が集まっている。またウグイスオバ嬢、私を紹介するだけで終えようと・・激怒した私は横からマイクを分捕った。そして懐から白紙を取りだし、頭上に掲げ、“弁慶の勧進帳”を演じた。そして3000票差で、初当選させた・・・
その想像もしていない能力を見抜いた徳田は、当選後上京し、赤坂山王グランドビルの徳洲会本部で、『自由連合』結成事務局長を懇請してきた。
返事を保留する私の首を抱え込んで、「金持ちを『徳洲会病院で最後まで面倒みます』と言えば、彼らは金を出します」と囁き、私がエレベーターに乗るまで離さなかった。
それから十年、友人に騙されて会いたくもない徳田に再会させられ、またも自由連合事務局長を深夜まで口説かれた・・・詳細は明年、アマゾンから発売予定の『独裁総理を目指した男』(仮)に記します。ご期待きださい。。
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