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2020-09

「孫は運を使い切った」

「孫は運を使い切った」
「孫正義氏はアリババへの投資で運を使い切った」中国メディアが分析するソフトバンク低迷の要因
2020/07/02 16:05


 ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が6月25日、株主総会で中国EC最大手のアリババの取締役を退任すると表明した。5月にはアリババの創業者で前会長のジャック・マー(馬雲)氏が、SBGの取締役から退くことを発表しており、孫氏は、「マー氏の卒業」に合わせ、自らもアリババ取締役から退くと説明した。

 孫氏は創業間もないベンチャー企業だった米ヤフーに出資し、ヤフーと共に成功したことで投資家として世界に知られるようになり、次の照準を中国に定めた。マー氏との初対面の席で、わずか6分で出資を決めたという話は、マー氏、孫氏双方の嗅覚と商才を象徴する“神話”にすらなっている。

 そのSBGは20年3月期通期の連結決算で、9616億円という過去最大の最終赤字を計上した。赤字の主因は、17年に鳴り物入りで立ち上げた「10兆円ファンド」ことソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先の低迷・赤字だ。

 巨額赤字が市場に波紋を広げる中で、マー氏がSBG取締役退任を発表した際には、日本ではさまざまな憶測が流れたが、同氏は19年にアリババ会長を引退して以降、中国でも役職を次々に返上しており、SBGから離れるのもその延長と言えるだろう。アリババ社内でも自然な流れとして受け止められており、孫氏とマー氏は今後も盟友であり続けるはずだ。

 一方、中国の故事「千里の馬は常にあれども、伯楽は常にはあらず」を体現するかのように、元教師のジャック・マー氏の商才を見出したことで、中国でも高い知名度を誇る孫正義氏に対する中国での評価は、10兆円ファンドとともに失速気味だ。現地メディアでは「孫氏はアリババへの投資で運を使い果たした」という辛辣な分析すら出ている。

●2人の卒業に影落とす10兆円ファンドの低迷

 孫氏は6月25日に開かれたSBGの株主総会で、「アリババ株はできるだけ長く持ち続けたい」と語った。その少し前に、巨額赤字を受けて、アリババ株の一部を手放し約1兆2000億円を調達したことが発言の伏線となっている。アリババ株を持ち続けられるかは、SBGの経営状況にも左右されるだろう。

 中国ソーシャルメディア「BT財経」は、孫正義氏のアリババ取締役退任について「孫氏とマー氏は同時に互いの企業の取締役を降りたが、その道のりは違う。

マー氏は昨年アリババを退任し、社会公益分野に身を投じているのに対し、孫正義氏は60歳退任計画を撤回し、今もソフトバンクで投資を率い、勇猛果敢に戦っている」と比較。その上で、「長年の友人がビジネス上の関係を卒業する温かい場面に、孫氏のソフトバンク・ビジョン・ファンドの失敗が影を落としている」と評した。

 ジャック・マー氏は創業直後、「アリババの福の神」との異名を持つ投資企業出身の智将、ジョセフ・ツァイ(蔡崇信)氏を迎え入れ、ゴールドマン・サックス(GS)などから500万ドルの出資を得た。

“GSお墨付き”がアリババのベンチャー企業としてのブランドに寄与し、中国で投資先を探していたソフトバンクの投資候補リストに入ったといわれる。孫氏、マー氏が度々語っているように、GSから出資を受けた直後のマー氏は、それ以上の投資を必要としていなかったが、孫氏が「お金を使ってほしい」と口説き落とし、長きに渡る友情関係が始まった。

 結果的に、アリババへの投資はソフトバンクに数千倍の利益をもたらし、両社の成長源となった。一方で中国メディアや記者は、20年に至っても孫氏の投資の中でアリババが最大の成功案件であることを鋭く指摘している。

●過剰投資がベンチャーの健全成長を阻害

 孫氏は4月、米フォーブスの取材に対し、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資先企業について「(全88社のうち)15社は倒産するだろう」と述べた。

株主総会では米コワーキングスペース運営企業WeWork(ウィーワーク)への投資で損失が発生した責任を問われ、

「最大の責任は私にある。ウィーワーク(への投資)は最初から幹部が反対していた。反対を押し切ってやった私の責任だ」と率直に判断ミスを認めた。一方で、投資先の管理について「私、結構自信があるんです。ファミリーカンパニーが伸びているのは、ビジョン・ファンドを始めたからこそ」と語っている。

 孫氏の姿勢に対し、BT財経の記事は

「アリババへの投資が成功したのは、中国がインターネット産業の黎明期だったという時代背景もある。現在は少数のメガ企業がシェアの奪い合いをしており、目をつぶって大魚を吊り上げられる時代ではない」と指摘。

SBGが出資する英国の通信衛星ベンチャーOneWeb(ワンウェブ)が、コロナ禍の苦境でソフトバンクなどの追加出資を受けられず経営破たんした事例を挙げ、

「ソフトバンクのファンドはベンチャー企業が本来必要としている以上の額を出資し、急拡大を迫り、バブルを生み出し、健全な成長を阻害してしまう。ベンチャー企業は経営基盤を強化できないまま規模拡大に走るため、非常時にボロが出る」

とソフトバンクの投資の在り方に疑問を呈した。

●「投資」と「企業経営」は別物

 中国EC業界メディア「電商報」は

「孫正義氏はヤフーの2匹目のドジョウを狙って、アリババを引き当て、ヤフー以上の成功を収めた。孫正義氏が各業界のユニコーン企業に投資するのは、その成功体験が基礎になっている」と分析する一方、

「アリババの成功体験のコピーは、いまだできていない。アリババへの投資で運を使い果たしたというのが、本当のところではないか」と皮肉った。

 電商報はマー氏がソフトバンクから最初に出資を受けるとき、孫氏に「金は出すけど、経営に口を出さない」ことを求めたというエピソードを紹介し、

「アリババは孫氏から資金を得て成功の足掛かりをつかんだが、資金を得たことよりも自身が身を削って努力を続けてきたことが、成功に大きく関係している」とし、「投資と企業経営は別物」と評した。

●7~8年で「次のアリババ」発掘は現実的なのか

 孫氏は今後も、中国の有力ベンチャーに投資を続けるだろう。5月には日本でソフトバンクと合弁企業を運営する配車サービス「滴滴出行(DiDi Chuxing)」の自動運転子会社が、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2号から5億ドルを調達した。

 孫氏は株主総会で、アリババの取締役退任について、「私とジャックの退任は(ジャックの後任である)ダニエル(ダニエル・チャン、張勇会長)に対する信任だ」とも語った。実際、現在55歳のマー氏は13年にアリババCEOを退任し、後継者の育成を進め、計画通りにきれいさっぱり身を引いた。

 一方、孫氏は株主総会で自身の進退を問われ、「あと7~8年は元気では懐疑的な声の方が多い。に続ける」と答えた。それまでに「次のアリババ」を掘り当て、育てられるのか。アリババが大きくなりすぎたからこそ、中国
(浦上早苗)

㊟やはり投資業界は六十歳前後が限度なのだろう。身体の動きも鈍り、感も鈍る。まして損はすべて頭から滑り落ちるものね。
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プロフィール

長官官房

Author:長官官房
渡邉 正次郎(わたなべ しょうじろう).
政治ジャーナリスト・作家
レコードヒットチャート編集長を経て、衆議院議員小峰柳多秘書、参議院議員迫水久常秘書となり、多くの政治家の選挙参謀として活躍。現在、政治・社会評論、講演の傍ら、何人もの政治家ブレーンとして『国会質問、演説原稿』等を依頼され、選挙参謀としても活動し、全員当選させている。.
 99年の東京知事選で石原慎太郎を担ぎ出させ、最後に名乗りを挙げさせる。投票日昼に「石原は165万票で当選」とマスコミ取材に応え、組織を持たない石原の票読みを的中させ驚かせた。また、オウム真理教の看板男、上佑史浩が「数百人のジャーナリストとお会いし、唯一人信じられたのは渡邉先生です」と、逮捕の日に身元引受人を依頼したことはメディアに大きく取り上げられた。.
 また、参議院議員迫水久常秘書当時、全国の暴走族を大同団結させ、『関東連合を』設立、初代最高顧問として抗争事件を起させぬよう指導した。この当時の教え子たちは現在、地方議会、大企業、役人として活躍しており、現在も彼らは情報を提供してくれている。もちろん、闇社会にも教え子は多く、彼らは組織の大幹部、親分ではあるが、今も関東連合初代最高顧問として熱い尊敬を受けている。.
.
議員生活約30年の小泉元首相“議員立法”一本もなし!が、一民間人の政治ジャーナリスト・作家の渡邉正次郎が発案、または改正させた法律(順不同).
.
*動物愛護管理法の改正.
《ペット飼育者のペット放置、殺害の多さをレビ報道で知り、『重い刑事罰に』、.
と武山百合子議員に国会で提案させ議員立法で改正を実現。今後はペットを金儲.
けに繁殖させるブリーダーや販売業者の取り締まりもより厳しくなる。<動物愛.
護管理法は明治時代に施行。このときまで一度も改正されず>》 .
.
*団体規制法(国家転覆を図った団体を取り締まる).
《オウムに破防法適用を政府が決定。が、5人の公安審査会で否決(委員に破防.
法絶対反対を組織決定している極左弁護士3名。)され激怒。武山百合子議員か.
ら国会質問作成を依頼されたことをチャンスに、衆議院予算委員会分科会で、.
「国家転覆を狙ったオウム真理教に破壊活動防止法を適用できないならば、それ.
に替わる法律を作るのが国家の義務」と質問。.
松浦功法務大臣が「素晴しい質問で、即議員立法ででも」と答弁。議員立法で成立。同時に「公安審査会の委員に破防法絶対反対の極左弁護士三名はおかしいのではないか」の質問も。以降、弁護士を2名に減》.
.
*NPO法.
《河村たかし現名古屋市長が現役代議士時代に発案法律。が、当時の大蔵官僚が.
“金を集めるのは大蔵省以外許さない”と自民党議員らに逆陳情し、廃案にされ.
る寸前に河村議員から相談され、素晴しい法案なので親しい自民党議員たちを半.
分脅し継続審議に持ち込み、次の国会で成立》.
*個人情報保護法.
《武富士顧問当時、「同業者の消費者金融Pがブラックリスト(返済がない悪質なもの)を闇金融に売り飛ばしているので、取り締まって欲しい」と依頼を受け、河村たかし議員に持ち込む。議員室に大蔵省役人を呼んで『取り締まるように』と指示すると、「取り締まる法律がない」と。ならばと河村議員を法案筆頭提案者で議員立法で成立》

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