相撲取りまで世を舐めてる!?
相撲取りまで世を舐めてる!?
15日皆勤は貴景勝のみ 虚弱大関をのさばらせる“大甘制度”
日刊ゲンダイ11/30(土) 9:26配信
まさに大相撲の空洞化である。
上位力士が次々に離脱した11月場所。初日に横綱鶴竜が腰を痛めて、いきなり休場すると、大関豪栄道も同日の取組で左足首靱帯を負傷し、2日目に休場届を出した。さらに、5日目は関脇栃ノ心、8日目は大関高安もケガで休場した。
まさに看板倒れ、チケットを半額にしてもいいくらいの上位陣の体たらく。中でも近年目立つのが、大関陣の不甲斐なさだ。豪栄道は来年1月場所で歴代3位となる9度目のカド番。千代大海(現九重親方)の最多記録14回を抜く可能性も十分にある。
ここ最近は「大関特例」も乱発されている。大関は陥落した翌場所のみ、10勝以上で元の地位に復帰できるという制度がある。今場所がカド番だった高安は、来年1月場所で関脇への転落が決定。この特例で復帰を目指すが、「またか」と思ったファンも多いのではないか。
■一度つかめば…
大関特例ができたのは1969年7月場所。以降、条件をクリアした力士は半世紀で6人7例(栃東が2度)しかない。それが今年だけで栃ノ心、貴景勝の2人。さらに高安もそのチャンスがあるなど、特例の大盤振る舞いである。
ただでさえ、大関は豪栄道や千代大海の例があるように、負け越しや休場しても翌場所で勝ち越せば地位を保てる「カド番制度」の恩恵がある。その上さらに、落ちても救済措置が用意されていると、至れり尽くせり。
「三役で3場所33勝以上」という厳しい昇進基準はあるものの、一度その地位を掴めば、めったなことでは落ちない。それこそ、右ヒザの大ケガで先場所陥落、今場所2度目の最短復帰がかなわなかった栃ノ心のように、よほどの負傷がなければ地位を保ち続けられる。
ポロポロ負けても、大関だ何だと持ち上げられ、落ちてもすぐに復帰では、地位が軽くなるだけ。
特例をなくす、あるいは特例はそのままに、カド番制度をなくすなど策を講じない限り、大関は看板倒れの地位になりかねない。
㊟高校野球投手は500球と決められたし、大相撲までこんな甘い基準では力士たちも緩んでしまう。だから、白鳳のような悪辣なエルボーで優勝してしまうやつが大手を振って歩くのだ。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://kotodamayogen.blog.fc2.com/tb.php/10942-0c23f3e9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)