総理、習国賓は世界の非難を!!
日本人拘束、ウイグル弾圧の首領を「国賓待遇」? 世界が対中牽制に勤しむなか「日中関係は正常軌道」の異常
夕刊フジ11/29(金) 16:56配信
【有本香の以読制毒】
「国賓待遇で、そういう立場の人をお招きするのは当たり前だ」
誰が誰のことを言っているのかと思ったら、なんと、わが国の与党幹事長(二階俊博氏)が、中国の国家主席について述べたのだという。あきれて開いた口が塞がらない。
いま世界では、香港情勢や、中国当局内部から流出したとされる「ウイグル文書」、さらにオーストラリアでの「中国スパイ」の件がホットな話題だ。これに絡んで、各国の政治家らは対中牽制(けんせい)に勤しんでいるというのに、まるで日本だけが違う時空にあるかのような話である。
しかし、二階氏の長年にわたる中国との関わりの深さを考えれば当然かもしれない。ふと20年も前の、筆者の会社員時代のことを思い出した。
当時、小沢一郎党首率いる自由党で幹部だった二階氏が、小渕恵三政権で運輸相に就任した(1999年10月)。このとき、親中派としても知られた二階氏への「忖度(そんたく)」からか、運輸・旅行業界はこぞって、異常とも思えるほど「中国キャンペーン」に注力した。
二階氏が業界の幹部らを引き連れて「北京詣で」をしたこともあった。このとき、筆者が勤めていた社の経営者らが「二階さんの顔で江沢民(国家主席、当時)に会えた」と喜ぶのを見て、ウンザリしたことを覚えている。
この先年(98年11月)には、江氏が来日し、人民服(中山服)姿で宮中晩さん会に出て、
「日本軍国主義は対外侵略拡張の誤った道を歩んだ」
「われわれは痛ましい歴史の教訓を永遠にくみ取らなければならない」
などと無礼なスピーチをしたのである。そんな人物との面会「特権」をありがたがる政治家や上司に大いに失望した。
こうした経験もあり、筆者は二階氏の「当たり前」を当たり前とは思えない。いまでは多くの国民が同感するだろうが、その後の20年の間に、中国は日本の「敵」となったのだ。中国は、日本のゆうに5倍以上の軍事費をもって日本近海で連日、示威行動を続けてもいる。
スパイの亡命騒動で揺れるオーストラリアのスコット・モリソン首相が、中国との関係についてうまい表現をしたことがある。
いわく、「米国は友人、中国は顧客」。
顧客には、丁寧な態度で接する必要はあるが、自宅へ招いて家族に合わせる必要はない。友人であれば家族ぐるみの付き合いも、それこそ「当たり前」だ。このあたりの違いをわきまえない政治家が、なぜか日本に多過ぎる。
ここへ来て、50代の日本人男性が7月、湖南省長沙市で、中国の法律に違反したとして拘束されていたと報じられた。これで2015年以降、事実関係を明らかにしないまま中国当局が拘束した日本人は15人以上になる。
さらに、昨年2月に拘束された伊藤忠商事の男性社員に先月、懲役3年の実刑判決が言い渡されたことも報じられた。中国の「裁判」において、日本で当然の被告の権利が十分に保障されないことは言うまでもない。
こういう国との関係を、「完全に正常な軌道へと戻った。新たな段階へと押し上げていく」と安倍晋三首相が国会で答弁したのが今年3月。当時すでに2ケタの数の日本人が拘束されていたが、そのどこが正常軌道なのか。
与党内には「北朝鮮問題でのディールがあるのでは」との憶測がある。それでも、現在の首相の対中姿勢は解せない。
顧客と友人を間違えて、皇室の尊厳を汚す失態だけはあってはならない。私たち国民が腹をくくるべきときである。
■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。
㊟正に正論!!総理、あなたから見れば虫けらにも入らない渡邉正次郎も、習金平を国賓招待は断固反対です!!
これほど人権を踏みにじる国のトップを国賓招待すると米国を中心とした世界の国々から厳しい非難を浴びますよ。それに米国トランプ大統領がどう見るかも。。。
尚、この記事と㊟をそのまま総理にメールしました。
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