日本人の知能が落ちたことを証明したクローズアップ現代の「地下水ブーム」の裏に地下水の枯渇問題!!
11日のクローズアップ現代をご覧になったろうか。より安全を求めて飲料水に地下水を求める人が急増し、地下水販売業者も急増で売り上げも驚異的な伸びだという。ところが、最近、地下水が減り始めていることに気付き、地下水を増やすにはどうするか、と。
我々は地下水は無地蔵と思い込んでいた。ただ、筆者は20年ほど前、熱海の温泉がいままでの浅い地下は枯渇して1700㍍も深く掘っていることと、群馬県の村上温泉も1500㍍も深く掘っていることを直接耳にしていたので、これは危険だぞ、とは思っていたが、普通の飲料用地下水も、テレビで取り上げるほど深刻とは想像もしなかった(ちなみに東京やその近郊の数多くの温泉施設はほとんどが1700㍍の地下から汲み上げている)。
こうしたことに危惧抱いた一部の自治体や飲料水業者が、無駄にした水を地下に戻すための努力を始めたというのだ。私が今日取り上げたいのは、汲み上げた水や雨水を地下に戻す(染み込ませる)方法の一つに、道路のアスファルトを“雨を吸い取る”“雨を染み込ませる”素材を開発したということを聞いていて、日本人は知恵のレベルが落ちたのではないかと思ったのだ。
21世紀になってようやくそれに適したアスファルトを開発・・・これは車優先社会が生んだ弊害だったような気がする。高度成長時代から今日まで、私たちは石油(これも枯渇する)で走る車優先社会を享受してきたし、道路は車を走らせるのに快適でなければならない。それが当然だったし、疑問(ガソリン公害以外は)のカケラさえ抱かなかった。
それが今、見直され始めている。遅くはない。日本全土の道路のアスファルトを張り替えるには相当な年月と費用が必要だが、これは国家上げて取り組むべきことだ。“仙石”政権はこの問題に真剣取り組まねばならない。
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