「失言恐れ…」菅首相議会トンズラ
「失言恐れ…」菅首相議会トンズラ
「失言恐れて…」菅首相が緊急事態宣言発令説明をトンズラ
日刊ゲンダイ公開日:2021/01/07 14:30 更新日:2021/01/07 14:30
新型コロナ緊急事態宣言の発令をめぐり、菅首相が法律違反の“トンズラ”を決め込んでいる。
政府が7日の衆参両院の議院運営委員会で宣言発令を事前報告する際、自民党が菅首相による報告を拒否。
野党側は「年末には宣言は必要ないと言っていたが、なぜ変わったのかを説明すべきだ」「国会に出て説明できないなら首相の資格がない」などと猛反発している。
与党からも「答弁が不安定な菅首相の失言を恐れている」と呆れた声が聞こえる始末だ。
■法律違反の疑い
特措法32条は、宣言発令に際しては首相が務める「政府対策本部長」が「国会に報告する」と規定。法律違反の“欠陥宣言”となりかねない。
㊟「ご免なさい。カツラを忘れたものでハズいから」、、、とスカスカガース。こんな総理は憲政史上初。議員の資質も無いとしか。
やっぱり横浜市議レベルですね。
WHO拒否『正論』大スクープが原因
醜、WHO拒否『正論』大スクープが原因
WHO事務局長、中国に「大変失望している」 調査団入国できず
毎日新聞
2021/01/06 09:27
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5日の記者会見で、新型コロナウイルスの起源解明にあたる国際調査団が、中国に入国できていないと明らかにした。中国当局が事前の取り決めに反し、入国を許可しなかったとして、「大変失望している」と述べた。
新型コロナ対応が「中国寄り」だとしてトランプ米大統領らに批判されてきたテドロス氏が、中国に不満を表明するのは異例。WHOは昨年12月の会見で、中国側との合意に基づき、1月第1週に調査団が中国入りできると公表していた。
調査団は、欧米や日本などのウイルスの専門家ら10人で構成。このうち中国に向かった2人が入国できなかった。1人は自国へ引き返し、もう1人は他国で待機中という。緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は会見で、「手続きの問題で、すぐに解決すると信じている」と述べた。
WHOは昨年2月にも中国に専門家を派遣したが、多くの感染者が出た湖北省武漢市の海鮮市場での調査は実現しなかった。5月に開かれたWHO年次総会で、中国も同意して、より規模の大きな国際調査団の派遣が決定。
これを受けて7月に国際調査団の先遣隊が中国入りしたが、中国側は初動対応などの批判につながりかねない国際調査には後ろ向きで、本格的な調査の実施に向けた調整が難航していた。
WHOは、ウイルスの起源や動物から人に感染した経緯を解明するため、世界で最初に感染が確認された中国での調査を重視している。
一方、中国はウイルスが冷凍食品などに付着して国外から持ち込まれたとの説を強調。AFP通信などによると、王毅国務委員兼外相は2日、中国国営新華社通信に「多くの研究が、世界各地で感染が起きていたことを示唆している」として、中国が起源との見方に反論した。【パリ久野華代】
㊟一旦、醜キンピラはWHO視察調査をOKしながら土壇場拒否。??「渡邉機関」を動員した結果、醜ツラのように醜いこの拒否原因は、我が日本国の誇る産経新聞出版部の月刊誌『正論』が放った超ド級のスクープ、
“中国の「隠滅」指示全文「財新」恫喝文も入手”
が原因と分った。
確かにこのスクープには人肉大好き中國共産党大幹部どもも真っ青だろう。
産経新聞さん、正論編集部の皆さん、大きな拍手を贈ります。本当にありがとう。
テドロスよ、こんなゴキブリ国の毒饅頭くっちゃうからこんな事に。貴様の罪は死刑100回だぞ。
白鵬の終わりの始まり
白鵬コロナ感染は終わりの始まり 初場所絶望で現役に暗雲
日刊ゲンダイ 公開日:2021/01/06 11:10 更新日:2021/01/06 11:48
初場所どころか、現役続行に暗雲が漂い始めた。
5日、新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった横綱白鵬(35)。3日に嗅覚に異変があったことから4日にPCR検査を実施し、この日になって陽性と判明した。
白鵬は協会に「家族とトレーナー、付け人にしか会っていない」と話したというが、それでも感染してしまうのが新型コロナの恐ろしさ。現在は病院に入院中で、1月場所(10日初日)の休場が確実となった。
■「引退を先延ばしにできた」の声も
白鵬は昨年11月場所後、休場の多さを横綱審議委員会に責められ、「注意」の決議を受けた。そのため1月場所は休むに休めなくなったものの、新型コロナとなれば話は別。角界周辺では「これで引退を先延ばしにすることができた」なんて声も出ているものの、むしろ逆ではないか。
新型コロナウイルスは感染力が強く、英国で発見された変異種は従来のものより感染力が最大1・7倍だといわれている。ただでさえ、基礎疾患がある人は重症化しやすく、大相撲では昨年4月に高田川部屋の三段目、勝武士が感染。治療の甲斐なく、28歳の若さで5月に逝去した。勝武士は糖尿病を患っており、死因も多臓器不全だった
医師は「体重が150キロ超という点は心配」と
相撲は太ってナンボの競技。糖尿病をはじめとした内臓疾患を抱える力士、親方は少なくない。白鵬もかつては睡眠時無呼吸症候群を患っていた。
重症化しないことを祈るばかりだが、治癒しても後遺症の不安が残る。
日本循環器病予防学会の元会長で寺田病院(東京)名誉院長の澤井廣量氏は、「新型コロナウイルスに感染した者が、すべて元の体に戻れるわけではありません」と、こう続ける。
「コロナの治療が終わった後でも、倦怠感や息苦しさ、咳、関節痛などの症状を訴える患者がいます。味覚障害が残る者もおり、さらに集中力や記憶力の低下、脱毛など、さまざまな後遺症が報告されている。新型コロナが原因で肺炎になった場合も、いわゆる普通の患者とは違い、障害が残るケースもあるのです」
コロナの変異種については、昨年末、イングランド公衆衛生庁が「従来のものと比べて、深刻な症状をもたらす様子は見受けられない」と発表。
しかし一方では、南アフリカ共和国のムキゼ保健相が昨年12月の会見で、
「英国の変異種と類似性のある変異種を確認した。併存疾患のない若年層で重症化するケースが増えている」と話した。ウイルスがどのように変異していくか、まだはっきりしたことはわからない―――というのが現状だ。
「症状が従来のものと変わりなくても、心臓への影響は軽視できません。心臓の筋肉が炎症を起こす心筋炎は、風邪やインフルエンザのウイルスが原因でもなるが、感染力の強い新型コロナも例外ではない。心筋炎は不整脈や心不全の原因にもなる。ただでさえ、体の大きい人は心臓にかかる負担も大きい。白鵬関は192センチ、151キロと力士の中では均整の取れた体格。これといった病気もなさそうですが、150キロを超えている点は心配です。そもそも、新型コロナは持病のない若者でも症状が長期化するケースがある。3カ月を経過しても心筋損傷が見られる患者もいるほどです」(前出の澤井氏)
■全休なら3場所連続に
健康上の理由に加えて、あまりに休場が続くと実戦感覚や肉体にも影響が出かねない。
「休めば休んだ分だけ、実戦感覚や相撲勘といったものは衰える。休みがちといわれる白鵬だって、2場所連続全休は昨年9月、11月場所が初めて。3場所連続となると、果たしてどこまで相撲が取れるか。例えば、立ち合いで相手と当たるときの衝撃も、実戦から離れすぎると体が忘れてしまう。衝撃の強さを想定できないまま相撲を取れば、それこそケガにつながりかねない。そうした稽古は、ひとりで行うトレーニングではどうしてもカバーできない。力士の多くはケガを抱えているが、あれは『休んだら番付が落ちる』という事情に加えて、相撲勘を維持したい、という目的もある。実は力士はあまり多くは休みたがらないものなんですよ」(ある親方)
白鵬は35歳。一度鈍った体に再び活を入れようとしても、若い時分のようにはいかないだろう。土俵には、初場所で綱とりに挑む大関貴景勝をはじめ、まだまだ物足りないながらも、後進力士が力をつけてきた。
新型コロナが「横綱白鵬」の致命傷になりかねない
㊟私は嫌いだからどうなろうと、、、これで銀座に部屋を構える計画もおじゃんですね。おめでとう。
橋本徹氏、激怒
橋下徹氏 店名公表方針に「営業の自由侵害の可能性」「これやるなら病院名も…」
デイリースポーツ
2021/01/05 18:53
元大阪府知事、大阪市長で、弁護士の橋下徹氏が5日夕、ツイッターを投稿。“時短営業に応じない飲食店も公表へ”との政府方針を報じたニュースをとりあげ、反発した。
加藤官房長官はこの日の記者会見で、都道府県知事が緊急事態宣言に伴って行う休業や営業時間短縮の要請に応じない飲食店の店名を公表できるよう、政令の改正も検討する方向で調整に入ったことを明らかにした。
この報道を引用し、
「十分な補償・給付金なく店名を公表し『店を閉めろ!!』コールを誘発した場合には、営業の自由の侵害の可能性がある」と指摘。「これをやるならコロナ対応を拒否した病院名も公表すべきだ」と投稿した。
橋下氏はまた、宣言時の特措法に基づく施設の使用制限を「要請」できる対象に飲食店を加えるため、政令の改正を検討している-とのニュースも引用し、
「これまで飲食店への時短要請などは、法的根拠があいまいなまま行われてきた。4月の段階は緊急だったので仕方がなかったが、それ以後も法的整備をしてこなかったのは政治の怠慢だ」とバッサリ。
「営業の自由を軽く見すぎだ。だから補償金・支援金も真剣な議論を踏まえない、いい加減な掴み金になっている。政治は、営業の自由を制限される側のことをもっと真剣に考えるべき。5月から7月の間に特措法の改正に着手すべきだった」と「政府の怠慢」を厳しく批判した。
橋下氏はこれまで繰り返し、メディアやSNSを通じて、特措法の不備を指摘し、改正を訴えてきた。
㊟水道民営化を目論んでいた橋本氏だが、これは正論。
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秋元康、官邸御用達おちせを
「秋元康」氏が「首相官邸御用達」高級料亭「おせち30万円」を贈った「超大物」
デイリー新潮エンタメ 芸能 2021年1月5日掲載
今年は数の子が絶品でございます
昨年10~12月クールで、原案を担当したドラマ「共演NG」(テレ東)が好評だったプロデューサーの秋元康氏(62)。年末には、「首相官邸御用達」高級料亭のおせち30万円をオーダーして年を越したという。1つは自分用で、もう1つは超大物のためのものだった。
首相官邸御用達の高級料亭とは東京・麻布台の「青柳」のこと。
1949年生まれの主人・小山裕久氏は、大阪の吉兆で修業後、徳島の生家・日本料理「青柳」の3代目となった。
2000年代にはフランスから勲章を受けるなど、日本料理の伝道師として活躍。
安倍首相時代には、首相官邸のホームページで〈「日本料理」の心を世界に伝える料理人〉として紹介されたこともある。
「青柳出身の料理人だと、『かんだ』と『龍吟』がミシュラン3つ星ホルダーです。福田康夫元首相をはじめ、各界著名人がひいきにする店であることは間違いありませんし、中でもおせちは評判が高いですね」
と関係者。
今年の主人からのあいさつにはこう綴られている。
《古は今、今は昔、古と今が入り混じった古今のおせち料理をお召し上がりください。青柳のおせち料理は、材料を吟味するところから始まり、すべて国産で、当店の板前が丹念に手作りしてございます。今年は数の子が絶品でございます。数少ない日本産の数の子をお楽しみ下さい。どうぞ皆様の新しい年を寿ぐお集まりが、華やげる食卓になりますように》
今年はどんなおせちだったかというと、全部で4種。
低価格帯から見ていくと、1段の「曙」は5万4000円。
数の子や丹波の黒豆、車海老からなる「口取り」、鳴門の鯛の塩焼き、昆布かんぴょう巻などからなる「焼き物 炊き合わせ」、スズキ昆布〆やナルトの鯛生寿司による「生すし」とカラスミから構成されている。
3段に特別料理が3品
続いて、2段に〈お正月料理〉1品がついた「白鳳」が15万円。
〈お正月料理〉は、「鳴門のタイの姿焼き」3万円、「松坂牛のローストビーフ」3万円、「アワビをやわらかく煮たもの」2万円、「黄金数の子」1万円、「10日黒豆」5000円などがラインナップされている。
「白鳳」を注文した場合は、この品々から、「松坂牛ほほ肉 八丁味噌煮込み」か「黄金数の子と10日黒豆」のいずれかを選ぶことになる。
そして3段に〈お正月料理〉2品がついた「初日」は25万円、3段に〈お正月料理〉3品がついた「令和」は30万円となっている。
「令和」の3段の重にはキャビアや伊勢海老が新年っぽく華を添えており、それからさらにタイの姿焼き、松坂牛のローストビーフが加わり、そして残りの1品を、『松坂牛ほほ肉 八丁味噌煮込み』か『黄金数の子と10日黒豆』のどちらかから選ぶことになる。
そんな青柳に秋元氏もおせちをオーダーしたというわけだ。
ある芸能関係者によると、
「もちろん秋元さんはかねて青柳さんをひいきにしてきました。彼が注文したのは一番高いものを、それも2つだった。1つは自分用、そしてもう1つがビートたけしさんへの贈呈用だったようです。たけしさんは新橋の『京味』さんに足しげく通い、おせちも頼んでいたようですが、京味さんは2019年に主人の西さんが亡くなって、その年の年末をもって閉店。それでおせちは青柳さんで、ということになったのかもしれません」
秋元氏自身、昨年のウェブでのインタビューで京味について、こう語っている。
《京味に行くことは、僕の生活の一部であり、人生そのものだった》
《そろそろ松茸が食べたいから予約を入れよう、ではないんです。仕事の予定に関係なく、一年に数回、京味で食事をすることが前提で、秘書がスケジュールを組んでいました。お店に行く日が近づいてきて、明日はいよいよ京味で食事だと思うと幾つになっても心踊ったものです》
「京味さんからは多くのお弟子さんが輩出し、お店を持たれ、おせちも当然出しているわけですが、そこではなく青柳さんを選んだ決め手は何だったんでしょうかね」(同)
こういった京味閉店の影響なのかコロナ禍ゆえになのか判然とはしないが、青柳のおせちの売り上げは昨年を大きく上回ったという。
週刊新潮WEB取材班
㊟秋元康も武漢疫病に気を付けんと、ヤバいぞ。デブは感染し易いらしいから。それより青柳などの料理を味わう育ちをしているのか?腹痛起こすぞ。
いよいよ尖閣、沖縄が危険
中国が尖閣を狙う「海警局」の船に武器使用を認める法案、「3つの組織」に対抗策は?
デイリー新潮 国際 中国 2021年1月5日掲載
2020年、尖閣諸島の日本の領海のすぐ外側にある接続水域で確認された中国海警局の船は、2008年に統計を取り始めて以来、最も多い326日間 (2020年12月26日現在)を記録した。
さらに、日本の海上保安庁に相当する中国海警局の艦艇は、接続水域のみならず、日本領海への侵入を繰り返している。
最近では12月23日未明、海警局の船2隻が約11分間侵入した。海警局の領海侵入は、今年に入って28日目。この時は日本漁船に接近する動きを見せたため、海保巡視船が間に割って入った (12月26日現在)。
実をいうと、尖閣諸島を狙っているのは海警局だけではない。米国の海兵隊に相当する中国海軍陸戦隊と海上民兵も尖閣諸島への上陸を狙っているのだ。
そこで、尖閣諸島を狙う海軍陸戦隊、海警局、海上民兵の実態を解説しよう。
1 海軍陸戦隊
2
中国海軍は、約750隻の艦艇を保有 している。このうち、米議会調査局が2019年10月に公表した報告書によると、中国海軍の主要艦艇は2005年以降、14年間で約1・5倍の335隻に増えている。ちなみに、海上自衛隊の主要艦艇は140隻 に過ぎない。
◆第4の艦隊に格上げ
2019年7月に公表された中国の国防白書は、敵前での揚陸作戦を担う海軍陸戦隊(米国の海兵隊に相当)が3大艦隊(北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊)と同等に格上げされたことを初めて明記 した。
海軍陸戦隊が格上げされたことにより、第4の艦隊が誕生したわけである。むろん、単に組織を格上げしただけでなく、2019年9月には中国海軍の揚陸作戦で主力となる強襲揚陸艦「075型」を進水させている。
中国メディアによれば、「075型」は米海軍が8隻保有するワスプ級 (米海軍はワスプ級を含め10隻の強襲揚陸艦を保有 )に匹敵する満載排水量4万トン超の強襲揚陸艦 で、2025年までに4隻が就役するとも言われている。
30機のヘリコプターとエアクッション型揚陸艇を搭載 し、海軍陸戦隊の兵員や戦車などを敵地へ送り込むことができる。台湾侵攻や南シナ海の島嶼占拠を想定しているとみられるが、当然、日本の脅威にもなる。
◆尖閣諸島急襲作戦も想定
米国防総省が2017年に公表した中国の軍事・安全保障に関する年次報告書によれば、
中国海軍は急襲作戦の遂行力を向上させるため、新たな装備の使用や訓練に取り組んでいると分析。尖閣諸島に急襲作戦を仕掛けることを想定し、部隊育成を進めていると指摘した。
また、海軍陸戦隊が広東省にある演習場で強襲揚陸作戦の訓練を実施したと指摘。具体的には、水陸両用車やボートを使用しての上陸、ヘリコプターで特殊部隊を潜入させる 訓練だったという。
2018年の年次報告書は、急速に能力を高める中国軍への警戒感を鮮明にし2017年の最も重要な変化の一つとして海軍陸戦隊の増強を挙げた。
それまで海軍陸戦隊は、2個旅団約1万人規模で任務の範囲も南シナ海に限定されていた。それが、2020年までに7個旅団計3万人以上に拡大すると予測し、海外に遠征展開できるようになるとしている。
2海警局
海警局は、北海、東海及び南海分局の3個の機関から編成 される。近年、海警局に所属する公船は大型化・武装化が図られている。2019年末時点で、満載排水量1000トン以上の公船を130隻保有しており、世界最大規模の海上法執行機関と言われている。
保有している船の中には、世界最大級の1万トン級の巡視船が2隻含まれるとみられる。 また、海軍艦艇と同水準の能力を有する大型の76ミリ砲とみられる武器を搭載した公船も確認 されている。
海警局が2018年に中央軍事委員会の直属となる武装警察部隊の傘下に編入されて以降、3000~5000トン級の大型公船の長期間航行が常態化している。5000トンといえば海上自衛隊の護衛艦に相当するサイズである。海警局の船は、今や軍艦に匹敵する規模と言っていい。
◆「海警法」の脅威
中国の立法機関、全国人民代表大会(全人代)が2020年11月4日に公表した「海警法案」 は、中国海警局を軍事組織に準ずる組織にする法案で、12月22日から審議が開始されている。
同法案では、中国が管轄する海域で、外国の船舶が違法な行動を行った場合に
「武器の使用を含めたあらゆる必要な措置」「防衛作戦の任務を執行する」と明記されている。
また、領海内に違法に入った外国船の強制排除や差し押さえの権限が盛り込まれていることから、尖閣諸島周辺で操業する日本の漁船だけでなく、海上保安庁の巡視船も対象となる可能性がある。
3海上民兵
いわゆる海上民兵(民兵とは、退役軍人などで構成される準軍事組織で、正規軍の支援が任務。中国の海上民兵は約30万人。世界最大の漁船団で編制されている)は、中国の海洋権益擁護のための尖兵的役割を果たしている。
◆8万隻の漁船で構成
2016年8月、300隻に上る中国の漁船が尖閣諸島の接続水域内で操業 。同時に、海警局などに所属する約20隻の中国公船が、この漁船が連携して領海侵入を繰り返した。
福建省の漁業関係者によれば、この時に尖閣諸島周辺に集まった漁船には少なくとも100人以上の海上民兵が乗り込んでいたという。
海上民兵は中国の政治活動や外交政策に協力し、係争海域における中国のプレゼンス維持を支援したり、領有権を主張する島々に上陸したりしている。これらの作戦を遂行するためには、海上民兵の指揮官の命令を迅速に伝達する能力を維持することが重要となる。
数千隻に上る海上民兵の船には「北斗」と呼ばれる中国独自の衛星測位システム が設置されている。これを使い民兵は他の部隊を追跡できるほか、テキストメッセージの送受信、船員がタブレット上に手書きした中国語の読み込みなどができる。
中国にある約3万隻の「鋼鉄製のトロール漁船」(各船10個の機雷搭載可能)と、約5万隻の漁船(各船2~5個の機雷搭載可能)は小型の機雷敷設艦同然だ。
◆海上自衛隊の派遣を
海保は、大型巡視船14隻相当(筆者注:海保では異例のシフト勤務を採用し12隻で14隻分の運用を行っている)の体制で尖閣領海警備にあたっている。しかし、魚釣島とこれらの船が普段停泊している大正島は約110キロも離れている。
その上、尖閣諸島周辺の領海の面積は約4740平方キロメートル で、東京都と神奈川県の面積を足した面積(約4605平方キロメートル )とほぼ同じである。
燃料や食料の補給、整備などで、12隻の巡視船を一度に尖閣諸島へ派遣できるわけではない。広大な海域を警備し、領海侵犯を防ぐためには、もう海保だけでは手に負えないのが実情だろう。
前述した中国の「海警法」の改正により、海警局船舶の武器使用が可能 になり、海警局船舶の脅威はますます増している。海保の巡視船に搭載している武器は、射程距離が短い20ミリ砲だけ である。これは中国とは交戦はしないという海保の意思表明でもあるのだが、もう、悠長な事を言っていられまい 。
岸信夫防衛相は12月14日、中国の魏鳳和国務委員兼国防相とテレビ会議方式で会談を行っている。 岸氏は尖閣諸島周辺で中国公船の領海侵入が相次いでいる現状に「強い懸念」を表明。事態をエスカレートさせる行動を取らないよう強く求めた。
防衛大臣がこのように発言しているのだから、実力でも領海侵犯を「抑止」できるよう海上自衛隊の護衛艦を尖閣諸島周辺へ派遣すべきではないか。
領海侵犯が恒常化しつつある現在、「絶対に領海侵犯をさせない」という日本の強いメッセージを中国へ送る時期に来ている。
宮田敦司/北朝鮮・中国問題研究家
週刊新潮WEB取材班編集
㊟今年2021年には東京五輪が開催予定ですから醜キンピラも過激な動きは控えるだろうが、もし五輪開催中止となれば年内が危険。
トランプ、財界からも非難
トランプ、財界からも非難
トランプ氏の妨害を非難=米財界170社、公式集計前に
時事通信2021/01/05 11:47
【ワシントン時事】米連邦議会で6日に行われる大統領選の公式集計を前に、財界約170社の経営者らが4日、声明を発表し、バイデン次期大統領への円滑な政権移行を促した。公式集計で結果を覆そうとするトランプ大統領の試みを「民主主義の基本原則に反する」と非難した。
金融大手ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者(CEO)や製薬大手ファイザーのブーラCEOらが署名。「大統領選は既に決着しており、国を前に進める時だ」と訴えた。
㊟アメリカ政界のドロドロ、、、種々雑多の国ですから島国育ちの私には想像もできません。私はカーたいター政権の副大統領で、クリントン政権で在日大使となったウォルター・モンデール氏とは家族ぐるみの付き合いでしたが、政治の裏話は訊かないようにしていた。
もちろん、問えば日本の国会議員どもの悪さを吐き出さざるを得ないから。。。トランプさん、潔さを見せてこそ4年後があるんじゃないですか?
池松壮亮、福本清三さん追悼
2021年1月4日 21時12分スポーツ報知
肺がんのため1日に死去した俳優の福本清三(ふくもと・せいぞう、本名・橋本清三=はしもと・せいぞう)さん(享年77年)と生前に共演した俳優の池松壮亮(30)が4日、所属事務所を通じ追悼のコメントを発表した。
時代劇の斬られ役として知られ、「5万回斬られた男」の異名をとった福本さんと池松は、02年のハリウッド映画「ラスト・サムライ」で共演。池松はトム・クルーズ演じる主人公・オールグレンと心を通わせる少年・飛源を、福本さんはオールグレンにとって日本の侍の美学の象徴となる「寡黙なサムライ」役を演じていた。
池松は「若い頃、沢山(たくさん)遊んでもらい、その背中で沢山のことを教えてくれました。最高にかっこいい人でした。生き方が、手や皺(しわ)が大好きでした」とかつての思い出を回顧。「清三さん、また会いたかったです。どうか、安らかにお眠り下さい」としのんだ。
㊟福本清三さん、残念です。私も濃くはないが付き合いがあった。時代が変わっているから福本さんに替わる俳優は二度と登場しないだろう。ご冥福を祈ります。
爆笑大田VS新潮、第2ランウド!
大田VS新潮、第2ランウド!
新潮社に続き太田光も不服で控訴 裏口入学報道訴訟
[2021年1月4日19時48分]
お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(55)が、日本大芸術学部に裏口入学したとする週刊新潮の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして発行元の新潮社に損害賠償などを求めた訴訟で、太田は4日までに、新潮社に440万円の支払いを命じた東京地裁判決を不服として控訴した。新潮社はすでに控訴している。
週刊新潮は2018年8月16・23日夏季特大号で「爆笑問題『太田光』を日大に裏口入学させた父の溺愛」と題した記事を掲載した。太田は約3300万円の損害賠償などを求めて提訴。昨年12月21日の判決は、新潮社の取材が不十分だと指摘し、名誉毀損があったと認定した。(共同)
㊟ある弁護士は「芸能人は自分で名誉を回復できる仕事をしているから損害賠償額は少ない」と発言し、坂上忍くんは「太田さんだから回復できたようなもので、全部の芸能人はそうじゃない」と激怒していたが、、、これは坂上くんの意見が正しい。
兎も角、二者の第二ラウンドが始まるので楽しみに待とう。
霜降りせいや借金5000万円
霜降りせいや借金5000万円
霜降り・せいや 借金5000万 親に家買い「ローン4500万円」+奨学金返済
デイリースポーツ
2021/01/04 19:21
霜降り明星が4日、MBSで生放送された「春一番!笑売繁盛」に生出演。せいや(28)は昨年のビッグニュースとして、親のために家を買ったことを挙げた。
せいやは「家を買いまして、(親のために)実家を」と明かし、「ほんま、ローン4500万円ぐらいあって、今。大学の奨学金も残ってるんで、5000万ぐらい返さなあかんお金があって」と告白した。
“5000万円ローン”を抱えるせいやが「最近、テレビ番組でスベった時、手が震えるんですよ。怖くて。スベってるし、5000万円払わなあかん…」とネタにして話すと、隣にいた西川きよし、ハイヒール・リンゴらは大笑いしていた。
㊟お笑い芸人って言葉さえ噛まなければ身近な日常を話題にして笑いと取れるからいいかも。
非常事態で介在崩壊?
効果未知数の「緊急事態宣言」で“経済崩壊”!? 「飲食店20時まで」の時短要請で大打撃 識者「重症者の搬送や高齢者保護などの施策が先決」
夕刊フジ 2021.1.4
菅義偉首相は4日、首都圏を対象に緊急事態宣言を発出する方向で検討に入った。東京都の小池百合子知事と埼玉、千葉、神奈川の3県の知事の要請を受けて週内にも判断する。だが、4月の宣言時とムードは異なり、効果が出るかどうかは未知数だ。深刻な経済的打撃だけが残る恐れもある。
4都県の知事は2日、西村康稔経済再生担当相との会談で「人の流れを徹底して抑制する必要がある」と主張し、政府による緊急事態宣言発出の速やかな検討を要請した。
西村氏は「宣言の発出も視野に入る危機的な状況」と応じた一方、飲食店などの閉店時間の前倒しやテレワークの徹底といった4項目の実施を4都県側に迫った。
これを受けて4都県は、午後8時への営業時間短縮を7日か8日に開始し、12日から酒類を提供しない飲食店全般にも広げる案を軸に検討している。期間は3週間~1カ月程度で、応じた事業者に支払う協力金は増額する方針だが、多くの飲食店にとっては大打撃となりかねない。
そもそも時短要請の権限は都道府県知事にある。政府側からは、都が反発を恐れて政府に責任を転嫁しているようにも映る。
4月には一定の効果を発揮した緊急事態宣言だが、元厚労省医系技官の木村盛世氏(感染症疫学)は「夏場と比べて、冬場は感染力が強くなるため、一時的に感染を抑止できても、解除すれば再び広がるリスクはある。暖かくなるまで緊急事態宣言を長期間続けなければならないことになる」と指摘する。
緊急事態宣言には要請や指示に強制力がなく「コロナの流行が長引き、経営が苦境に追い込まれる事業者に従ってもらえる確証がない」(政府関係者)。政府内には過度の買い控えが広がり、経済への悪影響が拡大しかねないと不安視する考えもある。
緊急事態宣言を実施した昨年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比8・3%(年率29・2%)減と戦後最悪の落ち込みだった。再度の宣言を行った場合、コロナ破綻や失業も一段と増える恐れがある。
昨年12月には世論に押されて「Go To」を止めたが、感染者数は減らず、浮上しかけた観光関連業界を再び突き落とすだけの結果になった。
木村氏は、「医療体制に抜本的な変化がみられない中では、自粛策よりも重症者の搬送や高齢者保護などの施策が先決だろう」と語った。
㊟経済立て直しが先か、感染者救済が先か意見の分かれるとこです。ただ、“人間の命は地球より軽い”ことを醜キンピラが教えてくれましたよ。醜ゴキ国や北朝鮮、エチオピア、イラン、イラク、シリア、そしてロシアなど、人間は虫けら以下ですよ。
日本のように「人は石垣、人は城」なんて国はないんです。これも言葉を換えれば想像を超える人間を殺し石垣と城を奪い、完成させるんです。
貧乏弁護士、バイトする僧侶
貧乏弁護士、バイトする僧侶…「稼げる/稼げない人」の分かれ目とは?
日刊SPA 1/2(土) 8:55配信
コロナ禍や構造不況、はたまた自堕落な生活など……その業界の平均から落ち込んだ収入での生活に甘んじている人がいる。その理由は? そこから抜け出す術はあるのか? 今回は弁護士と僧侶を取材。「稼げない人」の現状とは?
高給・安定の業界にも押し寄せる格差の波
人も羨む高給・安定の稼業に表向き見えていても、それはただちに個人の待遇を保証しない。とりわけ弁護士業界は司法試験改革以降、その数は爆発的に増え、激しい競争が起きて、大きな格差を生み「稼げない人」を誕生させている。
都内の弁護士事務所に所属する業歴20年のベテラン・伊藤誠二氏(仮名・48歳)はこう話す。
「著名な弁護士の中には、1億円を稼ぐ人もいますし、大企業をクライアントとする大手法律事務所の所属であれば若手ですら年収1000万円は超えるでしょう。その一方で、弁護士会に払う月額3万円程度の会費を滞納するほど苦戦している人も少なくありません」
太くて堅い顧客をいかに集めるかが勝負の分かれ目だ。
「優良な顧問先は上の世代が押さえていますから、若手の弁護士は新規のスポット案件を受けて、解決してなんぼです。そのため弁護士仲介ポータルサイトに登録するなどしてネット集客に力を入れる人が多いですね。そのせいか、若手は依頼者をお客さんと見るサービス業の意識が強いように感じます。弁護士の権威を自ら落としていることを危惧しますね」
僧侶もSNS発信で集客をする時代
一方、「坊主丸儲け」と揶揄されるように高給のイメージがある僧侶業界だが、こちらも娑婆の現実は厳しいよう。広島県で住職を務める枝廣慶樹氏(35歳)に聞いた。
「どこのお寺も昔に比べ法事件数は減っているので、収入源であるお布施も比例します。過疎地で檀家が減少している寺ともなれば、収入は激減でしょう。また、かつての葬式では、寺に籍を置くフリーランスの僧侶が住職の脇に座っていたものですが、最近は住職一人での葬式が通常なので、出番がありません」
収入の少ない住職やフリーランス僧侶たちは、派遣バイトで糊口をしのぐ。「イオンのお葬式」のような葬祭斡旋サービスを依頼すると、派遣会社に登録された僧侶が葬儀会場に来て読経するのだ。
「家の近所のよく知らない寺の住職より、大企業がしっかりネットで情報発信しているサービスのほうが信頼されていると考えられる。旧来の寺院は地域単位で檀家を囲っていましたが、現代においてこの制度は限界だと感じる僧侶は多い。
住職がSNSやYouTubeなどで顔を見せて言葉を発しているうちに、地域にとらわれないオンライン信者のようなコミュニティができていくと思います」
このような現象を作家の橘玲氏は「評判格差社会」と表現する。
「インターネットによってサービスの評価が口コミや星で可視化され、それが検索できるようになりました。人々は評判のいい、または多くの評判が集まるサービスを好み、ネットに情報がないサービスを避けるようになっています。これがあらゆる業種で発生し、格差の主因となっています」
評判がすべてを決める「残酷な世界」に我々は生きているのだ。 【弁護士・伊藤誠二氏(仮名)】 東京の弁護士会所属。不動産や債権回収の案件を中心に活動しているが、権力と闘う刑事弁護も積極受任 【僧侶・枝廣慶樹氏】 浄土真宗本願寺派、広島県福山市崇興寺住職。YouTubeチャンネル「仏教エンタメ大寺院」にて仏教界の情報を発信 【作家・投資家 橘玲氏】 小説から評論、投資術など幅広いジャンルで執筆。『上級国民/下級国民』(小学館)など著書多数 <取材・文/沼澤典史・武馬怜子(清談社) 協力/カケコム> ―[[稼げない人]の給与明細]―
㊟昔、、、幼少時に弁護士になろうと考えたこともあったが。。。ならなくて良かった。こんな時代がくるなんて。
想像以上、ベトナム人アングラ社会
賭博、闇市、豚解体…ナンパアプリと「群馬の末弟」から見えた“ベトナム人アングラ社会”の現実
文春オンライン安田 峰俊
2021/01/04 11:10
──そこは、相変わらずの群馬だった。
場所は群馬県館林市上三林町である。赤城颪が吹きすさぶ師走の畑を歩き、手元の写真に合致する家を探し回る。
私たちが捜索していたのは、豚の肉や内臓をSNSを通じて無許可で販売していたことで、12月2日に食品衛生法違反(無許可販売)の疑いで逮捕されたベトナム人男女2人の住居である。豚肉の入手経路は当然ながら不明だが、報道では彼らが窃盗肉を転売している可能性があるとされていた。
2020年11月中旬以降、在日ベトナム人による家畜窃盗疑惑を追いかけている私たちは、「群馬の兄貴」の異名で知られるレ・ティ・トゥン容疑者(39)ら男女13人が入管法違反などの疑いで逮捕された群馬県太田市新田上中町の貸家、豚を自宅アパート風呂場で解体した容疑(と畜場法違反)で1人が逮捕された埼玉県上里町三町のアパート、さらにベトナム人4人が同容疑で逮捕された太田市由良町の豚解体アパートなどを探し出し、手土産を持って突撃取材を続けてきた。
これらのうち、新田上中町の 兄貴ハウス と埼玉の 豚解体風呂 は取材に成功し、由良町のアパートは住人不在のため失敗した。12月20日、上三林町での「豚販売男女」宅の特定と訪問は、4番目のアタックになるはずだった。
「豚売り男女」の自宅を特定
この日の捜索チームのメンバーは、私と、ベトナム難民2世で通訳を担当する23歳のT、さらに参加を立候補してくれた新メンバーの女子大生L嬢(後述)だ。私たちは地道に情報収集を続け、日没が迫った午後4時になり「豚売り男女」の自宅を特定。場所は地域の土地持ちの老人の離れの貸家だった(老人への取材は断られた)。
部屋数は合計4部屋で、問題の部屋は2階。ほかに1階にもベトナム人らしき住民が入居しており、ドアの付近には買い物のレシートや外国人名が書かれたATMの利用明細が落ちていた。では、「豚売り男女」についてはどうかといえば──。
「隣の夫婦は逮捕以来、帰ってないよ。もう出ていった」
隣戸に入居している日本人男性はそう話した。豚の売買や解体をおこなうベトナム人は逃亡した技能実習生が多く、アジト化した安物件に4~10人ほどで集住しがちだが、今回の男女はなぜか、本当に2人だけで住んでいたらしい。
「Nearby」(近くにいる人を探す)をオンにすると……
たまには、このように空振りすることもある。だが、私たちは情報収集の過程で驚くべき事実を発見した。
それは、日本人の女の子がベトナム製のメッセンジャーアプリ『zalo』にログインして「Nearby」(近くにいる人を探す)機能をオンにすると、近所に住んでいる技能実習生や不法滞在者のベトナム人男性の情報を大量に取得できることであった。zaloはLINEやWeChatに似たアプリだが、ベトナムではしばしばナンパツールとして用いられている。
数十人の“ナンパ男”からメッセージ
今回の取材チームに新たに加わったL嬢は、2016年に不法滞在者のベトナム人男性と交際。当時、太田市郊外の技能実習生寮の庭で開かれた不良ベトナム人たちのパーティーに招かれ、技能実習生の一人が近所の牧場からかっぱらった子豚の丸焼きを振る舞われたという稀有な体験の持ち主だ。
(ちなみに在日ベトナム人による家畜窃盗は、必ずしも組織的な犯行ではなく、過去長年にわたり彼らの間で小規模におこなわれ続けてきた行為だったのが、ベトナム人労働者の急増とコロナ禍による困窮によって新規参入者や窃盗肉の転売者が増加。結果的に日本人にも気づかれるレベルの被害規模になっている──。というのが、 『文藝春秋』1月号 でも書いた私の見立てである)。
さておき、そんなL嬢が群馬県の田んぼの真ん中で「Nearby」機能を使うと、近所に隠れ住むベトナム人のナンパ男たちが“置いてけ堀”の魚さながらにどんどん釣れはじめた。
半日ほどの間に、メッセージが来たのは数十人、テレビ電話をおこなった人も7~8人にのぼった。通話したうち3人は不法滞在者であり、その他の多くは技能実習生だ(ほかに変わり種として、ベトナム人に車両を売っている日本語ペラペラのパキスタン人が引っかかった)。
隣で様子を見ていると、出会い系アプリで「ダラメ」(だらだらとメッセージのリレーを続ける行為)を続けがちな日本人と違って、ベトナム人男性にはマッチングが成功した瞬間にテレビ電話を掛けてくるアグレッシブな人が多いようである。
奇妙な群馬ブラザーズ
結果、私たちはzalo取材を通じて、太田市内に暮らす「E Út Gunma」(日本語では「群馬の末っ子」)というハンドルネームの人物を発見する。本人が公開している情報をたどる限り、彼は新田上中町の「群馬の兄貴」のアジト(兄貴ハウス)に居住している。しかも、彼は大量の一万円札を手にした写真をアップロードしていた。
さらに、さまざまな方法で兄貴ハウスに居住するベトナム人たちのzaloやフェイスブックのアカウントを特定したところ、他の一部住人についても同様の札束写真や、賭博をおこなっている写真のアップロードを確認できた。
また、前回訪問時には「留置場で蒸れるので頭髪を剃った」と話していたスキンヘッド姿の一団が、本当は自分の意思でスキンヘッドにしていたことも判明した。日本とは違い、中華圏やベトナムにおけるスキンヘッドは(警官や僧侶を除けば)「不良の証」と言っていい。
カネとバクチと「群馬の兄貴」
昨今の家畜盗難事件について、群馬県警は10月以降に20人近いベトナム人を逮捕したが、大部分の容疑者は不起訴処分となり釈放。起訴された数人の容疑者についても入管法違反などの別件による起訴となっている。
こうした捜査結果や、前回までの兄貴ハウス訪問の際の証言から考える限り、「群馬の兄貴」一派の家畜窃盗疑惑はシロ(少なくとも証拠不十分)であって、大捕物をおこなったはずの群馬県警の失態は明らかだ。だが、そのことは兄貴ハウスの住人の全員が100%品行方正な人たちであることを示すわけではない。もちろん、なかにはカタギの人もいるのだが、明らかにヤンチャな住民も一定数存在している。
そもそも、兄貴ハウスに強制捜査が入った10月26日に逮捕されたベトナム人の一人・Nは、賭博の借金の返済をめぐるトラブルから同胞を拉致し、自宅(兄貴ハウス)に監禁した容疑が持たれていた。Nは結果的に証拠不十分で釈放されているが、兄貴ハウスに違法賭博をおこなうベトナム人が複数居住し、少なからぬカネが動いていたことは、他の仲間のzaloやフェイスブックの投稿からも明らかである。
豚窃盗疑惑はおそらく濡れ衣だった「群馬の兄貴」についても、感心できる素行の人物ではない。太田市内に住むベトナム人の証言によると、兄貴は伊勢崎市内にあったベトナム人向け飲食店「カラオケ・ハノイ」の雇われ店長のような立場にあり、店内で不法滞在者(≒逃亡技能実習生)のベトナム人たちにポーカー賭博の場所を提供していたという。
工場から逃亡して不法滞在者に
「トゥン君(「群馬の兄貴」)はもともと、悪い人間じゃなかった。タトゥーも入れておらず、髪の毛も普通に伸ばしていた。小柄で優しげな感じの、普通の人だったんだ」
ところで、ちょっとおもしろいエピソードがある。第三者を介した取材で得た情報ではあるが、「群馬の兄貴」ことレ・ティ・トゥンの過去の同僚がこうした証言をおこなっているのだ。かつて彼らは、兄貴ハウスからほど近い場所にある旋盤工場に勤めていたという。
証言によれば、トゥンはおそらく2010年代に入ってから留学生として来日した。日本語学校から専門学校へと進み、なんと合法的な就労ビザである技人国ビザ(「技術・人文知識・国際業務ビザ」)の取得に成功する。その勤務先となったのが、群馬県太田市郊外のある旋盤工場だった。
だが、「兄貴」は仕事になじめなかったらしい。専門学校で身につけたスキルを使う機会は少なく、やがて現在から2年すこし前に技人国ビザを取り消され、短期滞在ビザに書き換えられてしまう。
本来、この手のビザ書き換え処分は珍しいことではなく、行政書士に相談するなどすれば再び技人国ビザに戻すことが可能なケースも多い。しかし、気の小さいトゥンは技人国ビザの取り消しに動揺し、そのまま工場から姿を消して不法滞在者になってしまった。彼本人は技能実習生ではなかったが、結果的には逃亡した技能実習生たちと似たような身分になったというわけである。
「旋盤絶望37歳」が“兄貴”に変わるまで
それまで真面目なベトナム人労働者だったトゥンが、頭髪を剃り上げ、腕にタトゥーを入れたお馴染みの「群馬の兄貴」姿になったのは、なんと2018年のテト(旧正月)以降だという。同年に37歳になる男性の、遅まきの不良デビューだったのである。
証言者いわく「悪い仲間」と付き合いはじめたのもこの時期からだった。すなわち、スキンヘッドの博徒集団のことであり、トゥンは調子に乗ってしばしば大規模なパーティーを開くなどしていた(zaloで見つけた「群馬の末弟」も、そうした仲間の一人だったようだ)。
不良ベトナム人は、フェイスブックの不法滞在者コミュニティなどで、ニセの車検証や偽造の在留カード、飛ばしの携帯や預金通帳、来歴不明(多くは盗難)の果物や肉の転売などを盛んに行っている。なかには、真の売り手は別にいて、フェイスブックに書き込んだ販売情報を通じて顧客が購入するだけで1000円ほどのマージンが入るシステムもある。
10月26日の逮捕後、「群馬の兄貴」は逮捕容疑である入管法違反や偽造在留カードの使用は認めたが、豚の窃盗についてはかたくなに否認し(他の仲間も同様)、事実として豚の窃盗容疑では立件されていない。フェイスブックで多くのフォロワーを抱える兄貴の「真の罪」とは、せいぜいマージン目的で肉の販売情報を掲載した程度のことだったかとみられる。
不良キャリア2年目でイキりたい盛りだった彼は、本当は小物なのに悪目立ちしていたせいで、日本の官憲から実態以上の巨大組織犯罪のボスであると勘違いされてしまった可能性が高い。
技能実習制度と巨大な地下社会
──さておき、彼らを追う過程で見えてくるのは、令和の北関東の大地の裏側に広がる、ベトナム人アングラ社会の想像以上の広大さだ。
前回記事でも書いた通り、技能実習制度とは、ベトナムの「情弱」なマイルドヤンキー層の若者を甘言で釣り、低廉な労働力として日本の中小企業に送り込む仕組みである。
衰退を続ける日本の社会には、マイナス面に目をつむってでも安価な労働力を輸入せねばならない事情もあるに違いない。ただ、2019年まで2年連続で9000人前後の逃亡者を出し続けてきたいびつなシステムこそ、北関東の畑のなかに半グレ層ベトナム人たちの巨大なアングラ社会を作り上げた元凶であることもやはり事実だ。
「群馬の兄貴」一派の摘発にまつわる騒動は、この大いなる矛盾が表社会へと吹き出した最初の事件だったのかもしれない。
(安田 峰俊)
㊟政府は研修生、留学生で入国させた彼らをどうするつもりなのか。放っておけばマフィア化するか凶悪犯罪を次々犯すようになるのが分っていないのかな。