暴力団の息の根止める!!工藤会「上納金」にメス!!
上納金ネコババ!?子分に殺られるぞこりゃ!!
工藤会が下部組織から集めた上納金に、捜査のメスが入った。
これまで全国の警察は暴力団壊滅に向け、資金源を根絶することに最大の効果があるとして違法な資金獲得活動の摘発を続けてきたが、上納金そのものについて脱税容疑でトップの逮捕に踏み切った例はない。今後の暴力団犯罪の捜査手法に大きな変化を及ぼす可能性もある。
警察当局はこれまで莫大な資金源となる違法な金融や不動産取引を摘発、資金の入りを遮断する捜査を進めてきた。
ただ、長年にわたり暴力団犯罪を捜査してきた捜査幹部は、
「かつて暴力団最高幹部らの口座を何度も調べてきたが、どこからの入金なのか確認できず、脱税事件までは至らなかった」
と上納金に迫れなかった捜査の難しさを振り返った。
税法に詳しい青山学院大学の三木義一教授は、
「サークル活動など、任意団体が運営経費として集めた金は課税されない。暴力団の上納金も同じ理屈で、これまで非課税となっていた」
と説明した。その上で、
「上納金の私的流用が確認できた場合には個人の所得として課税できる。今回は資金の流れを十分に調査できたということだろう」
と指摘した。
「上納金が個人所得となると、脱税容疑で全国の暴力団が捜査対象となる」と前出の捜査幹部は期待感を示しており、今回の福岡県警による摘発は暴力団犯罪捜査の大きな転換点となりそうだ。(産経新聞より)
下部組織は黙ってない!!工藤会トップ、毎月500万円、上納金から親族らに!!
指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の「上納金」を巡る脱税容疑事件で、工藤会総裁でトップの野村悟容疑者(68)=所得税法違反容疑で16日再逮捕=の親族らに、上納金から毎月約500万円が送金されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
福岡県警は、野村容疑者が私的流用する手口が常態化していたとみて、脱税額の特定を進める。
捜査関係者によると、工藤会は傘下組織の幹部らから毎月一定額、「運営費」名目で上納金を集め、その総額は月約2千万円にのぼるという。
だが、このうち月約500万円は組織の運営には使われず、野村容疑者の親族らの口座に送られていたという。
県警は、こうした上納金が野村容疑者個人の所得にあたると判断。申告せずに所得税約8800万円を免れたとして、16日、野村容疑者を所得税法違反の疑いで再逮捕した。