見逃すな!面白い政治屋ども!!“小沢一郎抹殺”に血まなこの与野党幹部どもの「汚い金」を暴く!!
先ずは野党。自民党の総裁候補の一人と、自分だけが思い込んでいるチンケなすびこと石原伸晃幹事長は、4月26日に小沢一郎無罪判決が下されると、こう噛みついた。
「政治的・道義的責任は重い。証人喚問を求める」
ならば、俺は正義の月光仮面の石原の「政治とカネ」はどうか。
石原が代表を務める党支部の08年の政治資金収支報告書では、6万8000円だった講演会の会場使用料を68万円と記載し、その後数年にわたって繰越金額も誤って記し続けた。
毎年数十万円も収支が合わなければ気付いて当然だが、相当ずさんな会計をしていたらしく、外部からの指摘で誤記が発覚したのは5年後。
政治資金を1円単位まで精査して公表する小沢事務所では考えられないミスだ。だが、この件も報告書の修正だけでお咎めなし。
さらに石原には、橋本派1億円闇献金事件の日歯連から巨額の迂回献金を受け取った重大疑惑がある。01年4月から03年9月まで小泉内閣で行政改革・規制改革担当相を務めた石原は、日本歯科医師会の懸案だった医療報酬改革にかかわる立場にあった。
迂回献金の手法は、日歯連がいったん自民党の資金団体「国民政治協会」に献金。その後、党本部から石原(党支部)への交付金として00~02年で総額4000万円が還流したというものだ。
党本部から1000万円単位の臨時交付金は異例で、計4回の献金はすべて日歯連から支出されて2週間ほどで石原側にわたっていた。日歯連の元会計責任者は闇献金事件の公判で、
「特定の代議士に献金しても、国民政治協会から日歯連に領収書が発行された」
と迂回献金のカラクリを証言している。まさに贈収賄につながりかねない疑惑だ。
㊟筆者=この間に、石原は2000万円以上の豪華ヨットを購入。現在も神奈川県の油壺に係留。まだある。石原は鹿島建設が神奈川県葉山に建設した超豪華マンション(鹿島の会長が終の棲家にと建設と)の最も大きな一室を購入している。が、無担保無借金とは? 周辺の不動産屋は約2億円と)
驚くのは、この契約に行った日だ。それは07年7月の参議院議員選挙で自民党が大敗すると報じられて最後の死力を尽くしている投票日(29日)の二日前の27日の真っ昼間なのだ。
石原の姿を見つけた周辺住民が「自民党が危ないって大騒ぎしているのにマンション見学かよ?」と話題に。
小沢が政治資金で不動産を取得したことが問題ならば次のケースはどうか。
次期総裁選への出馬を明言している自民党の嫌われ者でいながら自称実力者、町村信孝・元官房長官は、01年、資金管理団体「信友会」を通じて1000万円の不動産(北海道江別市)を取得し、6年後に600万円の安値で買い取って自宅にしている。
不動産購入どころか、政治資金の私的流用さえ疑われるケースにもかかわらず、大メディアは報じず、捜査当局も動いていない。
無罪判決が出る前から、小沢を「無罪でも証人喚問すべき」と強く訴えた江田憲司・みんなの党幹事長も、代表を務める政治団体「憲政研究会」で03年に84万円の不動産(横浜市)を購入している。
小沢に対し、政治資金で不動産を買うこと自体がよくないと批判した政治家、メディアは多かったが、ならば彼らも厳しく追及すべきだろう。
そもそも日付や金額の間違いなど、収支報告書の修正は11年だけでも581件に上る。そのすべての議員や会計責任者が逮捕、強制起訴され、証人喚問を求められなければ、司法府も立法府もダブルスタンダードを認めることになる。
出所不明収入1億円もある前原政調会長と、仙石政調会長代行の黒に近いグレーの金が長男の事務所へ!!
民主党で小沢一郎殺しに執念を燃やしている雑魚は数多い。その中でアソコも雑魚と呼ばれているのが、妻が創価学会員の前原誠司政調会長。無罪判決後のテレビ番組で、
「三審制が前提。(党員資格停止処分の解除は)控訴を見極めてから」
と。
(注・この時点で検事役が控訴する情報を千ちゃんに耳打ちされていたようだ)
続けて、
「(消費税増税法案への造反は)極めて重い反党行為」
と除名処分までほのめかした。
その後、仙石の弁護士仲間の検事役弁護士が控訴を発表すると、必死に笑みをこらえて、
「三審制を見守りたい」
と抜かした。
この口先弁慶アソコ雑魚前原誠司には政治資金の疑惑が絶えない。昨年、大震災直前の国会で違法な外国人献金や暴力団と関係が深い企業グループからの献金を追及されて外相を辞任したことは記憶に新しい。
本誌(週刊ポスト)は彼が党代表だった05年にも秘書給与疑惑を報じた。政治資金資収支報告書によれば、当時の政策秘書から個人献金の上限(年間150万円)を超える3年間で計1050万円の寄付を受け取っていたのをはじめ、夫人を公設第一秘書にして、その夫人から政治資金総額2548万円を借り入れていた。
また、実母を公設第二秘書にして448万円の寄付を受け、後任秘書からも給与の3割を超える年間171万円の寄付を受けていた。税金で賄われる秘書給与を吸いあげる手法である。
㊟生活保護費ピンハネをシノギにする暴力団と同じ。
さらに本誌は、前原の党支部や政治団体には「業務委託料」の名目で04年までに1億円近い出所不明の収入が計上されていた問題も暴いた。
党は極秘裏に顧問弁護士を使って調査を行ったが、結果は一切公表されていない。
もし小沢だったら特捜部が家宅捜索や秘書逮捕などで徹底的に捜査した案件だろう。
さて小沢抹殺の急先鋒、もとい、小沢抹殺隊の司令塔(野田グループの某議員が匿名で)とも、小沢の政敵とされる仙石由人(㊟悪と?)・政調会長代行の政治資金の使い方もまさに“黒に近いグレー”だ。
仙石は長男の司法書士事務所と同室に3つもの政治団体の事務所を置き、政治資金から07~09年で計320万円を支払っていたが、使用実態がほとんどなかったことが発覚している。
また09年の総選挙時、政治資金収支報告書に書かれない“裏金”を使ったという疑惑もある。
仙石と同じグループに所属するある議員は仙石から20万円の寄付を受け取ったと報告したが、仙石側の報告書にはその寄付が不記載だった。
仙石事務所は当時、
「記載していないならポケットマネー」
と答えたが、“個人のカネならいいだろう”という論理が通るなら、それこそ小沢の4億円はまったく問題ないカネである。
㊟私は子どもの頃、人のふり見てわがふり直せ、と母と乳母に教わって育った・・・。(以上、012・5・18週刊ポスト)